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~プレミアムジャパン主催 フラワーデザイナー落合邦子さんをお迎えして~

「秋」を感じるスペシャルなフラワーデコレーション&ランチ@虎ノ門ヒルズ Above GRILL & BAR<後編>

2018.10.27


2017年12月に行われたSalon des Beaux Arts展での作品。

毎年同じ時期に同じ節気が巡ってくるため、天候に左右される農業の目安として親しまれてきた二十四節季。最近でも、年中行事や時候の挨拶など様々なシーンで使われる二十四節気ですが、先日プレミアムジャパン主催で行われたイベントに登場し、会場を美しくデコレーションしてくれたフラワーデザイナーの落合邦子さんにお話を伺いました。

もそもフラワーデザイナーになったきっかけは?

大学卒業後、日産自動車でOLとして働いていました。それなりに仕事は任されていたのですが、そのころは女性は結婚、出産そして退職というのがスタンダードな人生設計だったのです。元々お花が好きで、華道や、フラワーアレンジメントを習っていましたが、だんだん欲が出てきて、新高輪プリンスホテルのフラワーショップでアルバイトをして、そのノウハウを学びました。その後会社を退社して自宅でフラワーアレンジの教室をスタートしてから30年を迎えます。フリーでウエディングの仕事をしたりもしましたが、それだけでは飽き足らず、その後泉岳寺に「パリ風フラワーショップ」という触れ込みで、15年ぐらい教室とフラワーショップをやっていました。オーダーメイドだけの仕事に変わったのは5年ぐらい前からです。

元からのお客様や、企業からのオーダーなどもあります。転機ということを特に意識をしたことはありませんが、意識したのは子供を産む前に仕事のベースを作っておきたかった、女性はそういうタイミングが難しいですが、周りに支えられて何とか続けてきました。


日本の伝統美、帯と秋をテーマにしたデコレーション「日本の原風景」”観月”。

ランスとの関わりは?

学生時代に語学留学をした程度ですが、たまたまパリ日本文化会館の副館長さんがお友達だったこともあり、和テイストのアートフラワーのアレンジを扱ってもらっていたのです。その方の企画で展示販売の企画を行ったのが2003年ごろ。そこがパリとの仕事のご縁です。2007年に「花でめぐるフランス」という書籍を出版していて、その頃から和と洋のフュージョンをめざしていました。今とは違って、その頃はまだ日本のものを見るのがパリでは珍しかった頃です。特に紫陽花が好きで、フランスの紫陽花を生けて写真を撮ったりしていました。

先日フランスのコスメティックバレーが主催する展示会「Cosmetic 360」が、パリ・ルーブル美術館直結イベントホール「カルーゼル・デュ・ルーブル」にて開催されたのですが、日本のコスメティックセンターのブースを「苔庭回遊」のコンセプトでディスプレイをさせて頂きました。その場でなんと私がプロデュースした「苔庭」というフレグランスを展示して頂くことになりました。今後はフラワーのアレンジメント以外にもフレグランスもやっていきたいですね。


「苔庭回遊」をコンセプトとしたディスプレイ。(写真左)フレグランス「苔庭」(写真右)

《前編》はコチラから


《スペシャルゲスト》

フラワーデザイナー 落合 邦子(Kuniko OCHIAI)

●プロフィール/フラワーアーティストとして国内外で活躍。近年は、日本の伝統美を表現した作品創作活動を行なっている。2014年、パリにて個展“Eloge de l‘ombre”(陰翳礼讃)を開催。日本の審美眼をフラワーアートで表現した。2017年には、パリで開催されているサロン・デ・ボザール展に、招待アーティストとして出展。審査員特別賞を受賞。
https://www.designerfloralkuniko.com/index_jp.html