龍谷ミュージアムにて、企画展「のぞいてみられぇ!“あの世”の美術―岡山・宗教美術の名宝Ⅲ―」を、2022年8月21日(日)まで開催。「岡山・宗教美術の名宝」シリーズの最後を飾る本展では、「法然上人」「地獄・極楽」「熊野比丘尼」の3つのキーワードを軸にした3章構成で、岡山県下の浄土教美術にクローズアップする。


(左)善導法然二祖像 室町時代 岡山県立博物館 ※画像提供:岡山県立博物館 (右)法然上人伝法絵断簡「臨終」 鎌倉時代 岡山県立博物館 ※画像提供:岡山県立博物館
第1章「法然さん ーBorn in 岡山!ー」では、岡山生まれ、岡山育ちである、浄土宗の宗祖・法然上人を取り上げる。法然上人の生涯を描いた絵巻「法然上人伝法絵」(鎌倉時代、岡山県立博物館)を中心に、日本浄土教の礎を築いた法然上人の波乱万丈の生涯に迫る。


重文 地蔵十王図のうち 室町時代 宝福寺(総社市) ※画像提供:岡山県立博物館
第2章「地獄・極楽@岡山」では、「重文 阿弥陀二十五菩薩来迎図」(鎌倉時代、瀬戸内市・遍明院)や、「重文 地蔵十王図」(室町時代、総社市・宝福寺)など、岡山県に伝わる地獄・極楽をテーマにした絵画の優品を紹介。


那智参詣曼荼羅 江戸時代
続く第3章の「熊野比丘尼のふるさと」では、岡山に活動拠点を置き、諸国を旅した宗教者「熊野比丘尼」の末裔が伝える貴重な資料を展示。熊野比丘尼らが絵解きで使用したとされる「熊野観心十界曼荼羅」などを展覧する。


龍谷大学 龍谷ミュージアム
岡山ならではの魅力あふれる“あの世”の造形を、のぞいてみてはいかがだろう。
◆「企画展「のぞいてみられぇ!“あの世”の美術―岡山・宗教美術の名宝Ⅲ―」
【会期】開催中~2022年8月21日(日)
【会場】龍谷大学 龍谷ミュージアム 展示室 3階展示室(京都府京都市下京区堀川通正面下る)
【入館料】一般 900 円(700 円) 高大学生 500 円(300 円) 小中生 200 円(100 円)
※2階展示室における併設のシリーズ展の料金を含む
※( )内は、前売料金・20名以上の団体料金
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