誕生から約160年を経た今なお私たちの想像力を刺激する『不思議の国のアリス』。その魅力に迫る展覧会「アリス -へんてこりん、へんてこりんな世界-」が、あべのハルカス美術館にて2023年3月5日(日)まで開催中。


マッド・ハッタ―のお茶会でのアリス、『不思議の国のアリス』初刊行版本より、ジョン・テニエル画、1866 年、V&A 内ナショナル・アート図書館所蔵 © Victoria and Albert Museum, London
ルイス・キャロルが紡ぐ幻想的な世界と ジョン・テニエルの挿絵が呼応した『不思議の国のアリス』は、児童文学の枠を超え、美術や映画、舞台、ファッションなど、あらゆる分野のアーティストに影響を与え続けている。


トランプに襲われるアリス、『不思議の国のアリス』より、ジョン・テニエル画、幻灯機用スライド、1898~1900 年 © Victoria and Albert Museum, London


サイケデリックな「チェシャー猫」のポスター 米イースト・トーテム・ウエスト社発行、1967年 ©Victoria and Albert Museum, London
2021年に英国のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)で開催された大規模展の世界巡回となる本展は、「アリス」の原点から今日に至るまでの歩みを、新たに加えた日本展オリジナル作品を含む約300点の作品や映像演出を通じて紹介。


大阪会場の様子、「狂ったお茶会」のインスタレーション
会場には「チェシャー猫」や「狂ったお茶会」のインスタレーションなど、遊び心あふれる展示も登場。子どもから大人まで、あらゆる世代が『不思議の国のアリス』の世界を楽しむことができるような内容となっている。


ハートのクイーンを演じるゼナイダ・ヤノウスキー、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスでの英国ロイヤル・バレエ団公演 『不思議の国のアリス』より、2011年 © ROH, Johan Persson, 2011. Sets and costumes by Bob Crowley
「アリス」が現代のカルチャーに及ぼした多大な影響力を実感できる展覧会。不朽の名作の原点や、そこから生まれた新たな創造の世界に触れてみてはいかがだろうか。
◆「アリス -へんてこりん、へんてこりんな世界-」
【会期】開催中~2023年3月5日(日)
【開館時間】火~金 10:00~20:00、月土日祝 10:00~18:00
※入館は閉館30分前まで
【料金】一般 1,800円、大高生 1,400円、中小生 500円
※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人とと付き添いの方1名様まで当日料金の半額。
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