森美術館が、開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」を2023年9月24日(日)まで開催中。


ワン・チンソン(王慶松)《フォロー・ミー》2003年 Cプリント 60×150 cm 所蔵:森美術館(東京)
本展は、学校で習う教科を現代アートの入口とし、未知の世界に多様な観点から出会う試み。展覧会のセクションは「国語」「社会」「哲学」「算数」「理科」「音楽」「体育」「総合」の8つの科目別に分かれ、美術館全体がすべての人に開かれた「世界を学ぶ教室」となる。


パーク・マッカーサー 展示風景:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)2023年 撮影:古川裕也 画像提供:森美術館


ヤコブ・キルケゴール《永遠の雲》2023年 サウンド・ビデオ・インスタレーション サイズ可変 展示風景:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)2023年 撮影:古川裕也 画像提供:森美術館
出展作品約150点の中には、1960年代のコンセプチュアル・アートの主要作家であるジョセフ・コスースや、20世紀美術史の中で最も影響力のあるアーティストのひとり、ヨーゼフ・ボイスなど、現代美術史で参照すべき重要な作品が含まれるほか、いま最も注目を集めるヤン・ヘギュ、日系ブラジル人アーティスト大竹富江の彫刻作品や、ヤコブ・キルケゴール、パーク・マッカーサー、宮永愛子による本展のための新作も展示。


森村泰昌 展示風景:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)2023年 撮影:古川裕也 画像提供:森美術館
また、6月16日(金)、17日(土)、18日(日)の3日間、立教大学と森美術館の共同プロジェクトとして、有料のトークセッション「知らない世界とつながってみる(各日定員150名)」も開催。文学、社会、哲学、数学、科学など各分野で今まさに議論されていることを学びながら、分野相互のつながりや現代アートとのつながり、「世界」の多様性と普遍性などについて語る内容となっている。


ジャカルタ・ウェイステッド・アーティスト《グラフィック・エクスチェンジ》2015年 看板37枚、ビデオ2点 サイズ可変、ビデオ:4分57秒、5分40秒
所蔵:森美術館(東京)展示風景:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)2023年 撮影:古川裕也 画像提供:森美術館
アートを通じて、見たことがない、知らなかった世界に触れることができる学びの場へ、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
◆森美術館開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
【会期】開催中~2023年9月24日(日)
【会場】森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木森タワー53階)
【開館時間】10:00~22:00(火曜のみ17:00まで。ただし8月15日は22時まで)
*入館は閉館時間の30分前まで
*会期中無休
【料金】※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用されます。
[平日]一般 2,000円(1,800円)、高大生 1,400円(1,300円)、4歳~中学生 800円(700円)、シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)
[土・日・休日]一般 2,200円(2,000円)、高大生 1,500円(1,400円)、4歳~中学生 900円(800円)、シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)
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