あくなき品種改良や栽培の工夫など、日本人がフルーツへそそぐ愛情は限りない。高級フルーツとして君臨してきたメロンもそうだ。日本各地で青肉種、赤肉腫など、それぞれたくさんの種類が栽培されている。青森県は全国4位の収穫量を誇るが、その7割がつがる市産。東京・神楽坂にオープンしたメロン専門店「果房 メロンとロマン」は、つがる市特産の5種類のメロンを中心に世界中から旬のメロンを集めた、つがる市が運営する体験型のアンテナショップだ。


メロン色のタイルで彩られた店内には、イートインスペースやメロンフレーバーテイスティングができるコーナーもある。
網目を表現したコースターで品種別に感触を確かめたり、メロンの色をイメージした万年筆インクで文字を書いたり。食べる以外にもメロンを体感できる空間は、香りや味だけではなく、視覚や聴覚、触覚でもメロンを味わってもらいたいという思いから。まさに体験がキーワードとなっている。


つがる市の名産、「タカミ」や「ホームラン」など5種類のメロンをイメージしたオリジナルカラーの万年筆インク。
店内では、国内外から仕入れた旬のメロンを食べ比べできるメニューや、エスプーマかき氷、メロンパフェなどが味わえるイートインスペースを設けており、存分に楽しめる。もちろん、テイクアウトでメロンやスイーツを持ち帰ることも可能だ。「もっと愛されるフルーツにしたい」という、つがる市の夢と野望、ロマンが詰まったユニークなアンテナショップで、メロンのおいしさを再発見してみたい。
◆「果房 メロンとロマン」
東京都新宿区神楽坂3-6-92
11:30~17:30
月・火曜日定休
https://melon-roman.com/
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