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創業400 年・世界が注目する京の老舗ブランド「唐長」が展示会開催

2018.01.26

唐長1

江戸時代初期の1624(寛永元)年に京の町に創業し、とだえることなく「京唐紙」を制作し続けている日本で唯一無二の老舗、「唐長」。その創業400周年を記念して、唐長400年歴史展<札幌コレクション 2018>が開催されます。

唐紙(からかみ・とうし)とは文字通り、奈良時代に唐から渡ってきた美しい紙のこと。貴族や詩人が手紙や詩、大切な文書などをしたためるために使われてきました。
時代を経て唐紙とは、板木に文様を彫り、雲母( キラ) や胡粉( ごふん) などの顔料をのせて和紙に文様を写したものを指すようになります。 鎌倉、室町時代に唐紙は襖や壁紙、ついたて、屏風など、さまざまな室内装飾にも用いられるようになり、江戸時代には公家から武家、商家、町家の家屋に彩りを添え、日常に豊かさをもたらすこととなりました。

唐長2

 唐長の唐紙は、すべての工程を手で作り、何度も職人の目でチェックされます。従来使われる工業製品のような和紙は、手作業による唐長独特の色合いや艶が表現されないため使用せず、高いその手仕事は世界文化遺産・二条城や桂離宮をはじめ、長崎の異人館グラバー邸、長崎出島の和蘭陀商館など全国の歴史的建造物の一部として今尚その存在感を発揮しています。また海外からの評価も高く、エルメスや PAIKAJI 等、世界的ブランドともコラボレーションを展開してきました。

 札幌コレクションは京都と札幌を繋ぐという役割と、創業400 周年として唐紙や着物だけでなく、受け継がれてきた伝統の技術や、品格を表現した作品、道具を展示し、直接手に取り、肌で感じていただけることをコンセプトに開かれます。今回、唐長がコラボレーションするのは京都西陣の老舗ブランド「となみ織物」。唐長12代目千田誠次氏ととなみ織物による着物や帯などをはじめ、唐紙を使った味わい深いランプシェードや人気の南蛮七宝テディベアなどの展示・販売が行われます。

 なお、このイベントでの収益の一部は、江戸時代初期より受け継がれてきた板木の修復に役立てられます。世界が注目する京の老舗ブランド、「唐長」の世界をご堪能あれ。

 

唐長400年歴史展< 札幌コレクション2018>
日時: 2018年1月28日(日)~ 1 月30 日(火)<全日>11:00-18:00
会場: 札幌グランドホテル1F グランシェフ 〒060-0001 北海道札幌市中央区 北1条西4丁目
 入場料: 無料
https://www.karacho.co.jp/