江戸時代から伝わるお茶菓子「江戸砂糖漬」の野菜

2016.03.04

 

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新鮮な野菜の風味を活かし、糖蜜だけで煮上げる伝統製法

春のフキや夏のミョウガ、秋から冬にかけてはナスやサツマイモ、レンコンなど。その時季にとれた野菜の滋味豊かな風味を、そのままお菓子にした「江戸砂糖漬」。江戸文化発祥の地とも言われる東京の向島に店を構える梅鉢屋では、江戸時代からの変わらない製法を守り、今に伝えています。

材料は、新鮮な野菜と砂糖だけ。野菜をほど良く茹でた後、砂糖を溶かした糖蜜でじっくり煮上げ、木箱の中でゆっくり自然乾燥させて仕上げます。その時季ごとの野菜の状態に合わせて微調整しながら、色みや形も美しく仕上げる職人技。現在の梅鉢屋店主である丸山壮伊知さんが江戸時代から受け継いできたものです。

 

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