「お米が主役」 vol.60

「会津春泥」の自然栽培米:お米キュレーター 柏木智帆

2017.01.10

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泥中から春の訪れを信じて

福島第一原発事故の風評被害によって追い込まれた福島県会津地方の農家たち。

「自然豊かな会津は、泥中にいるような状況にある。それでも、泥から美しい花が咲くように、苦境にあっても必ず春は来る」

そんな思いを込めて名付けられた、自然栽培農家による生産グループ「会津春泥(あいづしゅんでい)」は、原発事故から3年後の2014年に結成されました。

生産グループでは、自然栽培のコシヒカリと亀の尾を家庭用や贈答用として販売しています。
自然栽培とは、農薬や肥料を使わず、植物や土の本来持つ力を引き出す農業のこと。

「稲本来の力を信じて育てたお米は、すっと体に染み渡る自然の味がします」と高階さん。
コシヒカリは少し柔らかめの炊きあがりで、粒がふっくらとして冷めてもおいしいお米です。

亀の尾はすっきりとした味わいの中にぎゅっと旨みが詰まっていて、1粒1粒をしっかりと感じられます。

 

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