「メイドインジャパン見つけた」 vol.49

創業120年“こんぶの岩崎”:ライフスタイルキュレーター 渡辺ゆり子

2017.01.08

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下町育ちの友人から可愛らしい千代紙(江戸千代紙というそうです)の羽子板容器に入った昆布商品をいただきました。

“こんぶの岩崎”は墨田区吾妻橋にある、創業明治27年120年余の老舗。

昆布問屋として創業、料亭やそば屋、うどん屋などに昆布を卸し、最盛期には350軒ほどの得意先があったほど昆布の目利きに定評があったそうです。

時代は変わり、60年前からは三代目の先代が一般の方達にも昆布商品を手にとってもらいたいと、店を始め、佃煮など、オリジナル商品の開発を始めたとか。まだお店には伺ったことがないのですが、店頭には150種類くらいの昆布商品がおいてあるそうです。

羽子板の中を開けると、おぼろの実、しめじ昆布の佃煮、東紫の佃煮がはいっていました。

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おぼろの実は、“こんぶの岩崎”の一番人気のオリジナル商品。

和紙の包装を開けると、球形になったものがぽろりと出てきます。

これは、おぼろ昆布にお麩や乾燥葱、乾燥昆布などの具を入れてギュッと毬状にしたもの。

これをお椀にころりと入れて、熱湯を注ぐとおぼろ昆布がじわりと開き出し、中の具が現れて、あっという間に立派なお吸い物になります。ふわりと昆布の香りもやさしいのは、さすが昆布専門店。おぼろ昆布を削り昆布の旨味を研究して120年の岩崎だからこそ。しそ、あさり、和風味などがあります。

なにかお吸い物が欲しいけど、作りきれなかった時には、もちろん、手間いらずで食卓に登場できます。見た目が愛らしいので、おもてなしの一品としても効果的かもしれませんね。

お椀の中に置いて、お客様の目の前でお湯を注いであげると魔法のようにお吸い物になるみたいに。そして、とても軽いので、海外へのお土産には最適です。外国の方にも喜ばれそう。

驚く事に、180日保存できるそうなので、常備食にもぴったりです。

かなり贅沢なグルメ災害常備食!(笑)

 

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