「はなざかり」かんざし/ペンダント/リング。K18イエローゴールド・プラチナ・アメシスト・エメラルド・グリーンガーネット・サファイア・ダイヤモンド・モルガナイト・ルビー。「はなざかり」かんざし/ペンダント/リング。K18イエローゴールド・プラチナ・アメシスト・エメラルド・グリーンガーネット・サファイア・ダイヤモンド・モルガナイト・ルビー。

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アートか工芸か。日本のハイジュエリー

2019.10.11

4. 最新技術で作り上げたジュエリーで表現する
京都の美・「今与」

ジュエリーの役目の一つは、心の潤いを満たすということ。華やかなこの球体のジュエリーは、桜、藤、楓、梅と四季の花を愛でることができる。隅々まで丁寧に作られたモチーフ、宝石の色選びなど、感動を呼び起こす作品である。かんざしとして、またはアームを取り付けてリングとしても着用できる。
「はなざかり」かんざし/ペンダント/リング。 K18イエローゴールド・プラチナ・アメシスト・エメラルド・グリーンガーネット・サファイア・ダイヤモンド・モルガナイト・ルビー。 50,000,000円 税別

ダイナミックなデザインと技巧が特徴だと言われる、欧米のハイジュエリー。翻って、日本のジュエリーには、「繊細」な感性を宿すデザインと、磨き上げられた「緻密さ」という技がある。アートとも、工芸とも評される日本のハイジュエリーが生み出す、心が透過されていくようなジュエリーの輝き。Premium Japanが厳選したブランドを紹介していく。

ジュエリーとは一般的にネックレス、イヤリング、リングなど西洋から紹介された装身具を指すが、装身具を拡大解釈すると和服に欠かせない帯留、そして明治から昭和初期にかけて流行したかんざしや櫛も含まれる。日本にはジュエリーの歴史がないと言われ続けてきたが、それは西洋のものに限定されて語っているだけのことだ。

 

日本の装飾品を150年以上前から手がけてきたのが、京都の今与である。1861年に創業、取扱う小間物に国内で調達できる鼈甲・翡翠・珊瑚等を取り入れ、1900年代に入り海外との交流が始まると、ダイヤモンドやカラーストーンも扱い出した。そして近年オリジナルブランドの開発に取り掛かり、2010年ICHAROI(イサロイ)、2014年には、ここで紹介するkagayoi(かがよい)を発表した。

「はなおうぎ」リング。プラチナ・ルビー(2.68ct)・ピンクサファイア(1.45ct)・ダイヤモンド(4.12ct)。 10,000,000円 税別 「はなおうぎ」リング。プラチナ・ルビー(2.68ct)・ピンクサファイア(1.45ct)・ダイヤモンド(4.12ct)。 10,000,000円 税別

一見ブローチのように見えるが、実はリング。大粒のルビーが指と指の間に収まるようにデザインされ、さらにタッセルの緩やかな流れが手元で優雅な表情を醸し出す。
「はなおうぎ」リング。 プラチナ・ルビー(2.68ct)・ピンクサファイア(1.45ct)・ダイヤモンド(4.12ct)。 10,000,000円 税別


初夏に一斉に咲き誇る日本の花、あじさいをテーマにしたジュエリー。 初夏に一斉に咲き誇る日本の花、あじさいをテーマにしたジュエリー。

碁盤の目を描く京都の町並みを行き交う人々の出会いを表現したコレクション。近づいて眺めていると、その緻密なつくり、表現力に驚くだろう。ブローチとしてもペンダントとしても身につけられ、表情が変わる。汎用性が高く、楽しみも広がるジュエリーだ。
「はなこうし」ブローチ/ペンダント。 プラチナ・ダイヤモンド。(16.64ct、3.76ct) 18,000,000円 税別

kagayoiのコンセプトは「輝きを、呼び覚ます。」だ。開発に当たった中心のデザイナーは海外生活中に外から日本を見つめることで、それまで気づかなかった日本の文化や良さを感じ取ったという。京都に戻ると、他にはないこの国の魅力をデザインに描き出した。そのデザイン画は、150年以上にわたり今与に引き継がれてきた職人の伝統の技と、コンピューター技術によって具現化された。職人気質とコンピューター、この両者は一見合致しないように思えるが、精度を高めるためには先端技術は必要であると今与は捉え、この柔軟性がkagayoiの美しさの鍵となっている。

「かぐるま」ネックレス。 プラチナ・ダイヤモンド(0.50ct、14.00ct)。 18,000,000円 税別 「かぐるま」ネックレス。 プラチナ・ダイヤモンド(0.50ct、14.00ct)。 18,000,000円 税別

きらびやかな御所車の軽やかに廻る車輪からインスパイアされたネックレス。
「かぐるま」ネックレス。 プラチナ・ダイヤモンド(0.50ct、14.00ct)。 18,000,000円 税別

「今与」は、kagayoiは「和風のデザインブランドではない」と説明する。デザインソースは京都の風物詩からだが、それはエッセンスであって、完成したものは現代の女性が普段のおしゃれから特別なシーンにまで、あらゆるファッションにマッチするように計算されている。海外でのセレモニーなどでドレスアップする際に、kagayoiを装えば、注目されるに違いない。

Text by Ikuko Watanabe (INK inc.)
Photography by ©IMAYO

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