「星のや沖縄外観」「星のや沖縄外観」

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2024.6.18

「星のや沖縄」宿泊記 その1 太陽と海と自然に触れる「星のや沖縄」の魅力

太陽と海、そして琉球文化を堪能できる沖縄ラグジュアリーの最高峰「星のや沖縄」の魅力を2回にわたってお届けする「星のや沖縄」宿泊記です。第1回では、沖縄ならではの美しい自然に囲まれた「星のや沖縄」の魅力を紹介。第2回で「うとぅいむち滞在」の詳細をお伝えします。

 

 




「グスクウォール」に囲まれた
大切な場所に流れる,非日常の時間

 

 

那覇空港から車で1時間あまり。読谷村(よみたんそん)に入り、メインストリートから折れ海岸方向に向かうと、さとうきび畑が目に入るようになります。一面のさとうきびを揺らす風は、まぎれもなく海からの風。さとうきび畑を抜け、読谷村の西海岸に近づくと、城壁のようなコンクリートの壁の連なりが現れてきます。約4.5mの高さでおよそ1㎞続くこの壁に囲われているのが、「星のや沖縄」です。

 

沖縄をはじめとする南の島には、石塁や土塁で囲われた「グスク」と呼ばれる、城塞や集落の遺構が数多く残っています。広い意味では「大切なものを囲う」を指し示す、この「グスク」に由来する「グスクの居舘」が、「星のや沖縄」のコンセプト。「グスク」を囲む石塁に見立てた、「グスクウォール」とネーミングされた壁の内側には、まさに何ものにも代えがたい、大切な時間が流れていました。


グスクウォール グスクウォール

「グスクウォール」の小さなモチーフは、沖縄の伝統的な織物の「読谷山花織」の模様を模したもの。





レセプションはまるで海の底。ここから始まる非日常への第一歩

 

 

スタッフに出迎えられ、エントランスからレセプションに一歩足を踏み入れると、そこは濃いブルーの世界。エントランスに満ちていた、南国の煌めく光とのコントラストが、非日常感をいっそう駆り立ててくれます。深海をイメージした濃いブルーの世界はしんと静まりかえり、床から天井まで届く太い樹木の幹の表面はサンゴのよう。静かなのに、海中へ潜った体が、波に揺られているかのような気すらしてきます。


星のや沖縄 エントランス 星のや沖縄 エントランス

しんと静まり返ったレセプションは、まるで海の底。天井から差し込んでくる一筋の外光に照らされ、濃いブルーがひときわ際立つ。



色とりどりの花が咲く緑の楽園で、思わず深呼吸

 

 

レセプションから出ると、そこは再び煌めく光の世界。グスクウォール沿いにしばらく電動カートで移動し(レセプションはグスクウォールの外側なのです)、ウォールの中へ入ります。

 

ハイビスカス、ブーゲンビリア、デイゴ、月桃、椰子、フクギ……。グスクウォールの内側に広がっていたのは、沖縄のさまざまな植物が群生する、緑の楽園でした。どこからともなく漂ってくる花の甘い香り。思わず深呼吸したくなります。

 

南国ならではの生育ぶりには驚かされますが、よく見ると、野放図に茂っているわけではなさそうです。自然にまかせながらも、専門のスタッフが随処に手を加えて出来上がったのが、この緑の楽園です。


「星のや沖縄」の内部 「星のや沖縄」の内部

ブーゲンビリア、ハイビスカス……。南国の花が咲き乱れる庭は、まさに緑の楽園。毎日10時から、島暮らしに触れながら庭を巡る「ゆんたく庭めぐり巡り」が開催されている。


すべての客室から海を感じる低層階の客室

 

生い茂る緑の奥に見え隠れするのが客室です。客室はすべて低層階の建物。

 

じつは「星のや沖縄」が位置するのは、およそ1㎞続く、沖縄でも数少なくなってきた自然海岸の海岸線です。低層階の客室を海岸線に沿って連ねることで、美しい海岸線は保たれ、しかも全100室すべてオーシャンフロントという、素晴しい環境が出来上がりました。


客室棟 客室棟

海岸線と同化するかのような低層階の客室棟が、自然海岸の美しい景観との調和を保つ。





海からの風が吹き抜ける客室。素足が心地よい

 

 

靴を脱いで客室にあがります。通されたのは「フゥシ」とネーミングされた2階の部屋で、100㎡近いスペースの中央には大きなダイニングテーブルが置かれ、その左右がベッドルームとリビングに振り分けられています。

 

入り口の引き戸も、反対側の海側のガラス窓も床から天井までの大きな開口部となっています。

 

ガラス戸を開け放して網戸に。正面に広がる海からの風が、部屋を吹き抜けていきます。室内は素足がお薦め。「土間ダイニング」と名づけられた床は、素足にひんやりとして心地よく、吹く風が南の島ならではの解放感をもたらしてくれます。


星のや沖縄 室内 星のや沖縄 室内

「土間ダイニング」と名づけられたダイニングスペースには、どっしりとした木のテーブルが置かれ、ギャザリングサービスで食事を楽しむこともできる。ベッドルームには琉球紅型が施されている。客室「フゥシ」は定員4名。©Makoto Ito



星のや沖縄 室内 星のや沖縄 室内

ベッドルームの反対側は堀ごたつ式のリビング。大きな窓からは海を見渡すことができ、紫色の壁がリゾート気分を高めてくれる。この「フゥシ」の他、プライベートプールを有する最上級スイートルームの「ティーダ」(約250㎡)、テラスリビングを備えた「ハル」(約90㎡)など、客室は全部で4タイプ。





海を感じるインフィニティプールは、24時間の利用が可能

 

「星のや沖縄」のプールは海に突き出すようにして造られたインフィニティプール。海辺にも近いので、プールに浸かっているとそのまま海に溶け込んでいきそうな錯覚に捉われます。海辺に近いエリアでは波の音も間近に聞こえ、文字通り海との一体感を味わうことができます。また、チェアが置かれた水深10㎝ほどのエリアでは、服を着たまま足先だけ水に浸すこともでき、水着に着替えなくてもプール越しの景色を楽しむことができます。太陽が沈み、水中に照明が灯る夜は雰囲気も一変し、プールサイド周辺は幻想的な空気に。

 

三線の音色が流れてきました。周囲の樹々、吹く風、波の音……。昼間とは趣を変えた沖縄の自然そのものを、肌で感じるひとときです。



プール プール

海に突き出すようにして造られたインフィニティプールは、加温式で1年中24時間の利用が可能。また、旅行専門誌が主催する「Travel+Leisure Luxury Awards Asia Pacific2023」のホテルプール部門で1位を受賞。まさに、日本一のプールとなった。©Makoto Ito


朝の浜辺で乗馬体験

 

朝の浜辺を馬に乗って散歩。「星のや沖縄」ではそんな体験も可能です。

 

スタッフの手を借りて鞍にまたがると、思いのほかの高さに少しびっくり。基本的な扱い方のレクチャーを受けた後、手綱を握りしめ浜へと出発です。大人しい馬なので歩みも優しく、危なくありません。

 

波打ち際をゆっくりと進むと、目線が高いために遠くの方まで見渡すことができ、吹く風も心地よく、爽快なことこのうえもありません。でも、ふと油断すると、浜辺に生えている草をついばむために、歩みが止まってしまいます。そんな時は脛で、馬の腹を優しく押してあげて出発進行。馬は再び歩みはじめます。

 

「朝凪よんなー乗馬」と名づけられたこのプログラム。馬に乗っている時間は20分ほどですが、散策とはひと味違う、自然との一体感を味わうことができます。


朝の乗馬 朝の乗馬

「朝凪よんなー乗馬」は前日17時までに予約が必要。料金は6,050円。毎朝、8時から30分刻みで行われるが、雨天の場合は中止。©Makoto Ito




ディナーは「琉球ガストロノミア~Bellezza~」。「医食同源」から健やかな美へ

 

琉球王朝時代、沖縄には中国から「医食同源」の考えがもたらされ、その考えは「薬になるものを食べる」という意味の、「クスイムン」という方言となって、現在の生活にも残っています。

 

「星のや沖縄」のディナーは、この「クスイムン」の思想に、イタリア料理のエッセンスを取り入れ、「琉球ガストロノミア~Bellezza~」と名づけられています。イタリア語で「美しい」を意味する「Bellezza」が物語るように、沖縄の食材が持つ力で心身の「美」へと導く料理は、ミネラルやビタミンなどの栄養素にも配慮が行き届いています。

 

デザートまで含めて9品目で構成される夏メニューのうちのひとつが、「パッションフルーツとシャコ貝のカッペリーニ」です。

 

 


パッションパフルーツとシャコ貝のカッペリーニ パッションパフルーツとシャコ貝のカッペリーニ

「パッションフルーツとシャコ貝のカッペリーニ」。シャコ貝を煮詰めたソースにはアミノ酸がたっぷり。ここにも「クスイムン」の考えがいかされている。©Makoto Ito


シャコ貝を煮詰めたソースの旨味とパッションフルーツソースの爽やかな甘みと酸味が、カッペリーニにほどよく馴染み、そこにシャコ貝特有のコリコリとした食感がアクセントとなっています。パッションフルーツのカップも南国気分を高めてくれます。

 

イタリアワインを中心とし、時には料理に合わせて沖縄ならではの泡盛をも加えたペアリングコースが、ディナーのひとときをより豊かにしてくれました。



島野菜やゆし豆腐など、沖縄の滋味があふれる料理で一日の始まりを快適に


朝食 朝食

うりずん豆、ハンダマ、オオタニワタリなど沖縄の島野菜をふんだんに取り入れたサラダや、「ゆし豆腐」「ラフテー」など、沖縄の滋味が溢れる「琉球朝食」。ダイニングでの朝食メニューは、シチリアの郷土料理を取り入れた「シチリア朝食」をチョイスすることもできる。©Makoto Ito















次回、宿泊記2回目は、「うとぅいむち」滞在を紹介。【ぶくぶく茶】【特製文箱】【琉球舞踊の鑑賞】【琉球料理】などのプログラムの詳細をお届けします。「星のや沖縄」の随処で出会う琉球文化の数々。2泊3日の滞在は、その奥深さを肌で感じ取ることができる、充実のひとときです。

 


◆沖縄ラグジュアリーの最高峰 「星のや沖縄」とは

 

沖縄に残る数少ない自然海岸沿い約1㎞にわたって、低層階の客室棟で構成される「星のや沖縄」。全4タイプ全100室の部屋のうち、最上級スイートは4室、ドッグ対応可能の部屋も1室用意。

 

広大な敷地内には、フロント機能のほかにショップやライブラリー、ラウンジを備えた「集いの舘」、スパ施設、琉球空手を習う道場など、さまざまな施設が機能的にレイアウトされています。

 

最大級の海辺カフェとして、宿泊客以外も利用できる「星野リゾート バンタカフェ」や、ステーキやシーフード、ハンバーガーなどのメニューが豊富な「オールグリル」も、人気を博しています。

徒歩10分のところには、村営の「ニライビーチ」があります。自然の海で泳ぐのも、プールとは異なる楽しさです。。



text by Sakurako Miyao

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