いま知っておきたい日本ワイン

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2019.6.5

8. いま話題のオレンジワインを飲むなら「シャトー・メルシャン 笛吹甲州 グリ・ド・グリ 2017」。日本のトップワインメーカーが造る新カテゴリー

日本国内で栽培されたブドウを100%使用して国内で醸造された「日本ワイン」が目覚ましい進化を遂げ、世界から耳目を集めている。覚醒し始めた「日本ワイン」がパラダイムシフトを起こす中、3人のワインオーソリティーが今、経験すべき12本を厳選し、紹介する。

シャトー・メルシャン 笛吹甲州 グリ・ド・グリ 2017 シャトー・メルシャン 笛吹甲州 グリ・ド・グリ 2017

ソムリエ 松木リエが選んだ日本ワイン×シャトー・メルシャン 笛吹甲州 グリ・ド・グリ 2017

 

日本ワインのトップランカー、メルシャンが山梨県笛吹の甲州種を使ってユニークなワインを造っている。今注目の新しいカテゴリー、オレンジワインだ。ワインの色調からその名がついた。別名アンバーワインとも呼ばれる。

 

オレンジワイン、実はその起源は8000年前のジョージアにさかのぼる。ジョージアでは果皮に色の付いていない白ブドウを果皮や種も一緒に甕(クヴェヴリ)に入れ、漬け込んでワインを造っていた。通常白ワインはブドウのジュースだけを発酵するのでワインに色がつかない。しかし、オレンジワインのように果皮を長く漬け込みながら発酵させることで、色が付くのみならず、果皮にふんだんに隠されている香りの成分や渋みまでもがワインに溶け込む。

 

「笛吹甲州 グリ・ド・グリ 2017」はカリンやダージリンティーのような華やかさ、ほのかな樽香、心地よい渋みを感じる味わい。フルーティーさの中にコクや旨味がある。季節が春なら、筍やタラの芽の天ぷらなどと合わせるのをすすめたい。なぜなら、料理にある香ばしさや野菜の旨味、苦味がワインと調和するからだ。

シャトー・メルシャン 笛吹甲州 グリ・ド・グリ 2017
造り手:シャトー・メルシャン
品種:甲州
特徴: ロンドンで行われる世界最高峰のワイン審査会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で本商品は、この審査会で銀賞を受賞。さらに「北信左岸シャルドネ リヴァリス 2017」が金賞を取るなど、メルシャンはいまや日本ワインのトップランカー。マスター・オブ・ワインの大橋健一がブランド・コンサルタントに就任し、世界基準の視点でのアドバイスによりますます魅力的なワイナリーとなっている。
価格:2,570円(税込)
http://www.chateaumercian.com/

 

松木リエ Rie Matsuki
ソムリエ 愛知県出身。タイユバン ロブションなどを経て2006年渡仏。南仏にて世界最優秀ソムリエのエンリコ・ベルナルド氏に師事し、その後パリの星付きレストランで6年間ソムリエとして従事。帰国後マンダリン オリエンタル 東京のソムリエを経て独立。現在はキャプラン ワインアカデミーなどのワインスクールで講師を務める。JSA認定シニアソムリエ、WSET Level 3 Certified。カジュアルな食事にも果敢にワインとの組み合わせを研究中。

Text by Rie Matsuki
Photography by Michinori Aoki

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