海のパワースポット 天橋立〜伊根町 元伊勢籠神社
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2023.7.22

海の京都のパワースポット 運を切り開く神々が宿る天橋立~伊根町の神社3選













神社は、古くから日本人が大切に守り続けてきた場所。海の京都と呼ばれる京丹波、京丹後方面は、神々にまつわる伝説・伝承が数多くあることから、神秘的な力が宿るパワースポットとして知られる神社も多い。今回は特にパワースポットとして知られる3つの神社を紹介する。

 

 

 









開運成就、事業繁栄、子孫長福の有難いご利益
「伊勢神宮のふるさと」として格式高い

元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)






拝殿前に掲げられた菊の御紋。 拝殿前に掲げられた菊の御紋。

拝殿前に掲げられた菊の御紋。

 





天橋立で知られる宮津市に位置し、1300年の歴史を誇る神社。正式名は「籠神社(このじんじゃ)」であるが、天照大神と豊受大神(とようけおおかみ)がこの地から伊勢神宮へ遷座されたことで「元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)」の通称で親しまれている。いわば、現在の伊勢神宮の前身であり、歴史上、最重要な神社の一つであるとされている。





本殿の欄干に配された「五色の座玉」 本殿の欄干に配された「五色の座玉」

本殿の欄干に配された「五色の座玉」は、伊勢神宮と「籠神社」でのみ見られるとされる極めて貴重なもの。本殿の建築様式も伊勢神宮の正殿に近いとされている。





籠神社の社殿は最も伊勢神宮の正殿に近いと言われ、高欄に「五色の座玉(すえたま)」が配されているのも伊勢神宮と籠神社しかない。本殿の主祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)で、家内安全、商売繁盛を司る。相神は五穀豊穣、商売繁盛、海運厄除を司る豊受大神と国土平安、健康、子孫繁栄を司る天照大神、航海安全、漁業繁栄、子授け、安産を司る天水分神(あめのみくまりのかみ)である。

 

彦火明命(ひこほあかりのみこと)は天照大神の孫で、その子孫とされる海部(あまべ)氏が代々宮司を勤めている。現在の宮司は83代目にあたるという。神門の前に鎮座する狛犬は鎌倉時代のもので重要文化財であり、魔除の狛犬として知られる。

 

 








元伊勢籠神社と合わせてお参りしたい
古来よりパワースポットの中心地ともされる、知る人ぞ知る神社

眞名井神社(まないじんじゃ)









御霊水として、多くの人に愛されている「眞名井の水」。 御霊水として、多くの人に愛されている「眞名井の水」。

御霊水として、多くの人に愛されている「眞名井の水」。








籠神社から10分ほど歩くと、籠神社の奥宮にあたる「眞名井神社(まないじんじゃ)」がある。境内は古社らしくひっそりと厳か。パワースポットとしても名高いのもうなずける。主祭神は豊受大神。丹羽地方で稲作農耕の租神とも言われた神として、五穀豊穣、商売繁盛、開運厄徐がご利益である。

 

まず目に入ってくるのが、御神水「天の眞名井の水」だ。その加護を得るために遠方から汲みに来る人が絶えない。水に触れてみると心地よく、思わず口にしたくなる。実際に口に含んでみると、まろやかで優しいのど越し。ここまで来たら甲斐がある。





「豊受大神(とようけおおかみ)」。 「豊受大神(とようけおおかみ)」。

古代からの祭祀場である磐座。御祭神として祀られているのは、五穀豊穣を司る「豊受大神(とようけおおかみ)」。

 





この神社は日本最古の聖域のひとつで、本殿の裏に縄文時代から残っている神の御座、磐座(いわくら)がある。古代の人々は岩石に神が宿るとし、崇拝対象にしたのだ。磐座主座には豊受大神が宿り、磐座西座には縁結び、夫婦和合、延命長寿などを司る天照大神、伊射奈岐大神、伊射奈美大神が宿っていると伝えられている。

 

ちなみに、天橋立は天界と下界を結ぶ梯子だったと言われているが、その梯子は伊射奈岐大神(いざなぎのおおかみ)がこの磐座に祀られていた伊射奈美大神(いざなみのおおかみ)のもとに通うためのものだったという。縁結びが御利益の由縁となっている。

 

眞名井神社をお参りしたのちは、また元伊勢籠神社へと戻り、社務所でお守りを頂いて帰りたい。言霊によって自分や他人を傷つけることなく幸せに過ごせるように導く「言霊守」などもあり、その御神徳は現代人の私たちにも寄り添うもの。
※言霊守はひとり1体のみの授与。






天願守り 天願守り

右上から時計まわりに、物事が良い方向に向かうように願いを込めた導守、本殿裏から出土した勾玉に由来し豊受大神のご加護が籠められた勾玉守、春の天橋立の風景を描き、願いが天に届くように祈願する天願守り。上記すべて初穂料1,000円。このほか、「眞名井神社」参拝者限定で特別授与される桃守、豊藤守などもある。






元伊勢籠神社・眞名井神社

京都府宮津市字大垣430
参拝時間 7時30分〜17時(季節や土日祝など、延長の場合あり)
(お守などの授与所は8時30分〜17時

 

 

 

病気平癒、諸願成就、水難除けなどを叶える
鳥居の向こうに海が広がる絶景が望める神社

新井崎神社(にいざきじんじゃ)







断崖絶壁に建つ新井崎神社を海から見る。 断崖絶壁に建つ新井崎神社を海から見る。

断崖絶壁に建つ新井崎神社。



若狭湾の新井崎に位置し、海に面して建てられた神社。方士(古代中国で瞑想や占い、気功などによって、不老不死を成し遂げようとした修行者)、徐福(じょふく)が祀られている。

 

今から2200年くらい前、秦の始皇帝に不老不死の薬を探すように命じられた徐福は海を渡り、最終的に新井崎に辿り着いた。海が荒れて、帰れなくなった徐福はこの地に住みつくことを決意。医薬、天文、漁業、農業などの技術を村民に教え、村民から大変慕われた。死後は漂着地点に近いこの神社に氏神として祀られたという。疫病が流行った際、徐福を祀った信仰の対象となったという。徐福の他には、事代主神(ことしろぬし)、宇迦之御魂神(うかのみたま)が祀られている。





この地に佇むだけで、ただならぬパワーを感じると語る人は多い。 この地に佇むだけで、ただならぬパワーを感じると語る人は多い。

この地に佇むだけで、ただならぬパワーを感じると語る人は多い。





ご利益は病気平癒、水難除け、海上安全、大漁満足、五穀豊穣、諸願成就などである。京都の自然200選にも選ばれているこの神社は、鳥居の向こうは海という絶景神社でもある。断崖絶壁に建ち、黒い奇石に取り巻かれている。真東に浮かぶ冠島と沓島の2島の眺めが壮大だ。

 

 

新井崎神社
京都与謝郡伊根町新井8-3
参拝時間 自由


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