スパイスの香りがエキゾチックな「チキン野菜 タジン」。

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最新アドレス・東京バリアフリーレストラン

2019.11.20

4. ハラルフード/エキゾチックな本格モロッコ料理「モロッコ タジンや」

スパイスの香りがエキゾチックな「チキン野菜 タジン」。

健康へのこだわりや信仰上の理由、また信条などで、食べることに対して制限をもうけている人たちが増加している。バリアフリーレストランとは、食に対するこだわりをバリアととらえるのではなく、おいしく楽しむことを提案するレストランだ。食は、ライフスタイルの多様化やグローバル化など「今」を映すもの。オーガニック、ハラルフード、低糖質&低カロリー、ベジタリアンの4つのカテゴリーから3店ずつピックアップ。東京のバリアフリーなレストランを紹介していく。

イスラム法上で食べることが許されている食材や料理のことを指すハラルフード。このところ日本でもハラルに対応したレストランが増えているが、飯田橋駅から徒歩で5分ほどの「モロッコ タジンや」もそのひとつ。すべてハラル認証を受けたモロッコ料理を提供している。

 

サハラ砂漠の入り口の街、モロッコのハシラビードにあるホテル「リアド マムーシュ」がプロデュースするレストランということもあって、異国情緒あふれる店内を彩るモロッコランプやプレートなどのインテリア、鍋や食器類は、すべて本場で買い付けて来たもの。民族衣装を身にまとい、関西弁を流暢にあやつるサービスのハミさんをはじめ、スタッフは全員ネイティブモロッコ人だ。客層もかなりグローバルで、本格的な郷土料理を求めて、モロッコ大使館関係者も足繁く通う。

ミントティーは高い位置から注ぐのが習慣。空気が入ってまろやかな味に。 ミントティーは高い位置から注ぐのが習慣。空気が入ってまろやかな味に。

ミントティーは高い位置から注ぐのが習慣。空気が入ってまろやかな味に。

メニューには、日本でも知られるようになったタジン鍋料理を中心に、モロッカンサラダやケバブなどスパイスを駆使したモロッコ料理がずらり。遊牧民のテントをモチーフにしたユニークな形のタジン鍋は、独特の熱伝導と三角屋根のような形状によって蒸気が冷やされてまた鍋に戻るため、食材の水分だけで調理でき、素材の味を存分に堪能できる。


鍋で素材を炒めて、そのまま蓋をするので、栄養素も風味も逃がさないのがタジン鍋の特徴。 鍋で素材を炒めて、そのまま蓋をするので、栄養素も風味も逃がさないのがタジン鍋の特徴。

鍋で素材を炒めて、そのまま蓋をするので、栄養素も風味も逃がさないのがタジン鍋の特徴。

蓋を開けると、湯気とともにスパイスとハーブのおいしそうな香りが広がる。人参、オクラ、グリーンピースなど、たっぷりの野菜に骨付きチキンがゴロゴロと入った「チキン野菜 タジン」は、どの具材も芯までじっくりと蒸されていて、ほくほくして柔らかい。野菜の旨みや甘みがぎゅっと詰まった絶品タジンだ。

 

店で一番人気の「ケフタ タジン」は、タマネギとトマトにスパイスを加えたソースで鶏肉のミートボールを煮込み、最後に卵を落として完成する。ソースとミートボールにはクミンやコリアンダー、パプリカパウダーなど、なんと44種類ものスパイスが入っているのだそうだ。油はオリーブオイルを少量だけ、ヘルシーなのもありがたい。

本場のモロッコ料理を再現するため、40種類以上のスパイスやハーブを駆使する。 本場のモロッコ料理を再現するため、40種類以上のスパイスやハーブを駆使する。

本場のモロッコ料理を再現するため、40種類以上のスパイスやハーブを駆使する。

店内に置かれたインテリアやアクセサリー、調理道具、食器はすべてモロッコで買い付けた。 店内に置かれたインテリアやアクセサリー、調理道具、食器はすべてモロッコで買い付けた。

店内に置かれたインテリアやアクセサリー、調理道具、食器はすべてモロッコで買い付けた。


ヘルシーと言えば、この店の料理には、飲む美容液と言われる食用アルガンオイルがたっぷり使われている。オレイン酸とビタミンEを豊富に含むアルガンオイルは、モロッコでしか産出しない貴重な天然オイル。オーナーが、最高級のモロッコ産アルガンオイルの輸入を手がけているため、贅沢に使うことができるのだそうだ。エキゾチックなインテリアに囲まれながら、スパイスたっぷりでヘルシーなオイルを使った本格モロッコ料理をぜひ堪能してほしい。

 

(敬称略)

モロッコ タジンや
東京都千代田区富士見2-4-13
03-6272-3779
営業時間:11:30~14:00・17:00~22:30
日曜定休
ランチ1,100円~(税・サービス料込み)
ディナー アラカルト1,485円~・コース3,850円~(税・サービス料込み)
http://www.morocco-tajinya.com/

Photography by Hirofumi Kamaya
Text by Yuka Kumano

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