健康へのこだわりや信仰上の理由、また信条などで、食べることに対して制限をもうけている人たちが増加している。バリアフリーレストランとは、食に対するこだわりをバリアととらえるのではなく、おいしく楽しむことを提案するレストランだ。食は、ライフスタイルの多様化やグローバル化など「今」を映すもの。オーガニック、ハラルフード、低糖質&低カロリー、ベジタリアンの4つのカテゴリーから3店ずつピックアップ。東京のバリアフリーなレストランを紹介していく。
数々の行列店を生み出す、業界屈指の精肉卸ヤザワミートの直営店とあって、肉の質も鮮度もお墨付き。肉好きたちが夜な夜な訪れる焼肉店が東京八重洲にある「焼肉 矢澤」だ。扱う肉は産地やブランドを限定せず、熟練の職人が部位ごとに吟味して仕入れる最高品質の黒毛和牛のみ。王道のタンやハラミ、カルビなどのほか、ザブトンやミスジ、トモサンカクなど希少部位も豊富に揃う。それぞれの部位に適した味付け、切り方、焼き加減から食べ方にまでこだわり、肉の持つポテンシャルを最大限に引き出している。
その大人気焼肉店には、焼肉の満足度を損なうことなく低糖質を実現した「低糖質コース」がある。サラダと前菜にはじまり、肉寿司、厚切り極上タン、上ハラミ、フィレやサーロイン、そしてミスジなどの希少部位に、〆のラーメンまで付いた12品で、なんと糖質はたったの22.4g。ダイエット中でも安心して食べられるありがたい焼肉なのだ。


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「焼肉 矢澤」は野菜にもこだわる。店内に飾られた黒板には、肉の産地に留まらず野菜の産地までも記載されている。ビーツ、オクラ、ヤングコーンなど、新鮮な野菜をふんだんに使ったサラダは、酒盗で作ったソース、アンチョビソース、岩塩などお好みのディップで食べる。しっかりとした歯応えがあり、味わいの濃い野菜ばかりで食べごたえ十分だ。続いてハチノスと彩り野菜のトマト煮や茗荷の浅漬けラビオリ仕立てなど、イタリアンの一皿を思わせる美しい前菜が登場する。


新鮮さが手に取るようにわかるみずみずしい野菜のサラダ。
さらにテンションを上げてくれるのが、美しいサシの入った薄切りサーロインを纏った「肉寿司」。続いて厚切り極上タン、上ハラミが運ばれて、焼肉がスタートする。適度な弾力のある厚切りタン、肉汁があふれ出す柔らかなハラミ、厚さ3cmほどのきめ細やかな肉質のフィレなど、個性豊かな肉のオンパレードだ。


肉をまろやかに包み込む名物の「トロ黄身ダレ」。


店舗は東京駅八重洲口から歩いてすぐの裏路地にある。
名物の「サーロインの矢澤焼き」は、見目麗しい薄切り肉をスタッフが最高の焼き加減に仕上げる。とろろとだし、こだわり卵の黄身を合わせたオジリナルのたれをタップリと絡ませて食べると、口に入れた瞬間にとろけて、悶絶級の美味しさだ。そしてやっぱり欲しくなる〆の一品は、糖質ゼロ麺を使った「低糖質牛骨麺ラーメン」。牛の旨みが溶け出したスープは絶品だ。低糖質とは信じがたいほど極上の肉を堪能できる充実のラインナップ。前菜から〆までこだわり抜いた一品一品に脱帽だ。
(敬称略)
焼肉 矢澤
東京都中央区八重洲1-5-10 トーイン八重洲ビル1F
03‐3242‐2914
17:00~24:00(23:00L.O.)
無休(年末年始を除く)
ディナー8,000円~(税別)
http://www.yazawameat.com/tokyo/top_j
Text by Yuka Kumano
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