「妻神=さいかみ」さんは、青森県十和田市に集中して見られる珍しい名字。民間信仰の神様であるサイノカミに漢字を当てた「妻ノ神」が「妻神=さいかみ」になったというのが、妻神さんの由来とされています。
古くから民衆に根付いていた民間信仰では、災厄が村に入ってくることを防ぐため、村の境や四辻、三叉路などに祀る土地神様は、サイノカミ(サエノカミ)や道祖神(ドウソシン・ドウソジン)と呼ばれていました。正月行事を締めくくる行事に“サギチョウ”や “どんど焼き”と呼ばれる火祭りがありますが、昔は悪疫などを追い払うために地域のサイノカミや道祖神を祭る場所で行われていたそうです。
妻神 = さいかみ
「妻神」は、さいかみと読む名字。青森県十和田市に集中している名字です。同じ青森県でも、お隣の五戸町では「才神」と表記され、この苗字は漢字が表すとおり神様が関係していると考えられています。
「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。
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