「七五三田」さんは、千葉県鴨川市西町に分布のあるお名前。その由来は、神を祀る田からといわれていますが、神道の神具であり、神社の鳥居などに貼られている注連縄(しめなわ)を七五三縄(しめなわ)と表記することにも語源の関連があるようです。
そもそも注連縄とは、「ここから先は神域です」と俗世界と神域の境を示すために張りまわす縄のこと。わらの尻を三・五・七筋と順に垂らし、間に神の四手を下げるこの七五三を「しめ(注連)」と読みます。七五三を使った名字は、他にも「七五三木(しめき・しめぎ)」「七五三野(しめの)」「七五三掛(しめかけ)」などがあります。
七五三田 = しめた
「七五三田」は、しめたと読む名字です。正確な数字はわかりかねますが、千葉県に約10人という稀少な名字であり、一説によると千葉県香取市府馬の愛宕神社の神主に存在しているそうです。
「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。
参考図書:難読苗字辞典 新藤正則著 湘南社、47都道府県・名字百科 森岡浩著 丸善出版、岸和田市公式サイト
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