2023年に引き続き、2024年の東京のベストトンカツ店をレポートする
2023年もベストトンカツ店を紹介したわけだが、どうしてどうして、今年2024年も紹介したいトンカツ店がある。前回紹介した「とんかつ燕楽」は白眉だが、今回はさらに今行きたい東京のトンカツ店「とんかつ いわい」、「KATSUプリポー」、「車力門 ちゃわんぶ」、「とんかつ憲進」の4店を紹介する。
前回紹介した「とんかつ燕楽」は以下を読んでみていただきたい。
2023年に激推ししたトンカツ店は以下2本を読まれたし。
「すぎ田」のロースを食ってくれ。絶対にロースだ。そしてまず最初は塩で食べてほしい。
蔵前「とんかつ すぎ田」のロースカツがいかにうまいのか語るの巻
「ぽん多本家」「とんかつ丸五」「tonkatsu.jp 表参道」どれもお勧めだ。
「とんかつ いわい」の厚切りロースは旨味バクハツ、名人級だ!


その名も「限定8食 厚切りロースかつ定食」。
以前は「食は生命のもと のもと家」という、何やらシンキくさい店名だったが、雇われ店長をしていた岩井氏が2022年3月に店を買い取り、「とんかつ いわい」とシンプルな名前になった。
メニューにはそうしたいきさつが書いてある。と同時に、トンカツへの感謝と揺るぎのない意気ごみも記してある。マジメ~な店だ。
店主のこだわりは他店とはちょっと一線を画する。例えば食べ方が指南してある。「①小皿に『とんかつ醤油』(鹿児島醤油)を注ぎ、②小皿に『茎わさび』をのせ、③醤油につけて……まずは一度、ご賞味あれ。」だそうだ。
その感想は後ほど。
「限定8食 厚切りロースかつ定食」を食す
私が選んだのは「限定8食 厚切りロースかつ定食」だ。主人が仕事に取り組む姿がカウンター越しに見える。一心不乱とはこのことだろう。旨いトンカツになることしか許さん、と念力まで込めているのを感じる。若い衆2人も主人の仕事をサポートすべく、良い緊迫感が張り詰めている。なかなかいいじゃん。
その迫力通りのトンカツが運ばれてきた。まず、
トンカツのど真ん中から食べてみた。最初は塩で。豚は鹿児島の黒豚「六白黒豚」なのだが、ほのかにピンクの揚げ方はまさにジャストで、主人の腕の確かさを物語っている。噛んでみれば、衣はちゃんと肉に張り付きサクサクで、肉は柔らかい上に甘味が強い。豚の旨味で爆発せんばかりで、肉汁もたっぷりだ。いや~、こりゃあ、相当に旨いぜ。
次に、お勧めに従って茎わさびと鹿児島醤油で食べた。ふむ、なるほどね~。九州の甘い醤油よりも、しょっぱい醤油の方がもっと旨いと思う。茎わさびは、まるでいらんなー。ついでに言うと、擦りゴマもいらんなー。余計なことせんと、揚げたカツだけで勝負できるよ。って言うか、余分なものはトンカツの旨味をジャマするだけ。続いて、和カラシとソース。うむ、これがいちばん旨いんじゃなかろうか。
主人のこだわりは、次に白米だ。つやつやと光り、粒立ちが最高で、めちゃくちゃに旨い。ポテトサラダも良い。豚汁は煮込んだ野菜のほかに、ニンジンとキャベツは半生でも入っていてその食感を楽しませる趣向。豚片は焦がしてあり、薫香がする。味噌汁自体は出汁が濃厚でいい味じゃ!
だが、半生の野菜はなくてもいいかなという気がした。漬物はゆず大根なのだが、口がすっぱくなる。筆者はヌカ漬けにしたほうが断然いいと思う。キャベツにかけるのは「大葉ドレッシング」で、味はかなりいいのだがこれもすっぱい。私はソースの方が好きだ。
要するに、筆者は店の提案の多くを避ける。店主はガンコモンなんだろう。何年も前に、トンカツ評論家が茎わさびはいらないと書いたのに、聞く耳持たねえよってか。依怙地は良くないよ(笑)。まー、客が好きなように食えばいいだけの話だけどさ。
トンカツは名人級に旨い。そしてご飯もトップクラスに旨い。であるからして、この店を激推ししたい。ちなみに現金オンリーなので、ご注意を。他の客のエビフライもめちゃ旨そうだったなあ。


とんかつ いわい
東京都港区芝公園2-3-7 ソリューション玉川ビル2F
℡03-6809-1529
営業時間:11:30~1430、17:30~21:00
定休日:日祝、土曜夜
厚切りロースかつ定食 3050円
ロースかつ定食(160g)2550円
ヒレかつ定食(60g×2枚)2550円
新宿歌舞伎町の「KATSUプリポー」。ここは新たなる豚ちゃんの聖地だろうね


これはサイドメニューの「世界一の牛肉但馬玄と銘柄豚合い挽きメンチカツ」。
店からの提案がさらに多いのが、ここ「KATSUプリポー」である。だいたい、何だよこの店名は、と思うでしょ。「プリポー」は「PRETTY PORK(プリティ・ポーク)」の略なのである。ガハハ。笑える。これまた、豚ちゃんというものに、激しく入れ込んだ変態性の御仁が作った店である気配がプンプンと漂ってくるではないか。
しかも場所が、新宿歌舞伎町のさくら通りだぜ。ここはその昔、風俗ど真ん中であり、ブルセラの中心地としても名を馳せた通りだ。そこに作るとは何てこったいである。現在はそれほど怪しげな通りではないが、裏DVD売りのおっさんが声をかけてきたりする。恵比寿や白金って雰囲気とはほど遠いぜ。
ザ・歌舞伎町のど真ん中にシックな和食屋風情のトンカツ店が!
ところがだよ、階段を上って扉を開けると、黒でまとめられた店内は、歌舞伎町とは思えぬほどシックな和食屋風だ。中は港区西麻布かいなと見紛う。席につけばすぐに、ここはなかなかの店であることが分かる。冷たいお茶とオシボリ、そして二種の壺に入った漬物がサーブされる。メニューを開くと、多品種の豚があるので、じっくりと検討に入る。
なにしろ、この日食べられる豚は、金子畜産 天城黒豚、サドルバック、ダイヤモンドポーク、走る豚、南国スイート、十和田ガーリックポーク、霜降りハーブポークにTOKYO Xときたもんだ。うひゃー、である。しかも、それぞれをリブロース、肩ロース、ロース、ヒレで食べられる。これだけの品種を揃えておくのは、生産者との間に余程のパイプがない限りはできない。
豚の特性は、旨味の強弱、肉質の硬軟などがチャート上の分布図で分かるようになっている。昨年紹介した表参道にある「tonkatsu.jp」と同じ趣向だ。
選び終わるとすることもないので、漬物を食べてみた。片方は大根、カブ、山芋、キュウリなどが入った自家製のもので、さっぱりしていて旨い。特に山芋がいい。もう一つが天然羅臼昆布で漬けたキャベツである。前者のほうが好みかな。
サイドメニューのメンチカツは、今まで食べた中で一番旨かった!
さて、最初に出てきたのがサイドで頼んだ「世界一の牛肉但馬玄と銘柄豚合い挽きメンチカツ」ってやつだ。随分なネーミングじゃんか。一個を半分に切ってある。いや、見た目が美しい。味がついているそうで、そのままガブリ。むむむむ、これはちょっと、とんでもないゾ。……とんでもなく旨いのだ! 脳が一気に覚醒した。肉の旨味はもちろん、玉ねぎの甘味と黒コショウの味が際立っていて、素晴らしい。おそらく〝世界一の牛肉と銘柄豚〟の両者が、旨味と甘味をリードしているのだろう。肉汁はあふれるほどではないが、とても柔らかくジューシーだ。おそらく今まで食べたメンチで一番旨いね、これは。豚屋なのに牛肉も入れたことが大正解。厚みがないのも食べやすくてとてもいい。一個じゃぜんぜん足りねえよ。東京じゃ一番だろな。かつて「香味屋のが東京で一番」と書いた。もちろん香味屋のは別種のメンチカツなのだが、こっちのほうがいいね。


「ダイヤモンドポークのリブロース」
期待が高まったところで、しじみスープと土鍋炊きの白米、そして今回選んだ「ダイヤモンドポークのリブロース」がやってきた。この白米が、滋賀県の石津さんが作った有機の「ミルキークイーン」とかいうやつで、柔らかく粘りが強い。一人一人に土鍋で炊いてくれるのには頭が下がるが、悪いけど、柔らかさと粘りが私の好みではないかも。状態は「煮えばな」とは言わんけど、かなりねっとりだ。もっと硬くて、粒立ちのいいご飯のほうが好きだ。というか、トンカツには合うんじゃないかねー?
ソースもドレッシングも、付け合わせも、いちいちこだわりがあるから、書くことが多いんだよな、この店は。
さて、肝心のトンカツだが、素晴らしい仕上がりである。肉質は柔らかく、甘みも旨味も強い。脂まで旨い。揚げ具合はジャストで見事である。最初は小豆島の御塩で食べたが、豚の肉質の良さがよくわかる。旨いっす。次に試したのが和カラシと自家製ポン酢だが、これは脂をさっぱりさせてなかなかいい。それから甘めの自家製ソースと辛い自家製ソースを試したが、甘いほうが好みに合った。調味料はあらかじめ少量ずつとりわけられているのだが、好きなものをたっぷりかけて食いたい気持ちはするね。普通の醤油と和カラシでも試してみたいもんだ。
ただ、筆者は齢のせいか、途中から、赤身と脂が入り混じったリブロースはちとしんどくなった。若い人ならば問題なくバッチリだろう。普通のロースかヒレにしたら、ずっと極上の気分で過ごせたかもしれん。誤解なきように付け足すが、3切れまではカンペキに旨かった。トンカツは最高である。ただし、高齢者はリブロースを避けたほうが無難だ。この店は、できれば3人以上で来て、種々の肉と、種々の部位を交換しながら食べたい店だと思う。
ちなみにキャベツであるが、普通のキャベツと紫キャベツとの混合である。なんかもったりしていて、瑞々しさに欠けた。切ってから時間が経ちすぎたか? もう少し細く切った方がいいのではないか? 2種ある自家製のドレッシングだが、醤油ハニードレッシングはちとしょっぱすぎな感じで、マヨネーズ風味の野菜ドレッシングはとてもいい味だと思った。
食事の最後に昆布の出汁がサーブされる。白米に注いで茶漬けのようにしてフィニッシュするのだ。これはなかなか秀逸なアイディアだと思う。青さ海苔を入れるとさらに旨くなる。サイドメニューやアルコールも半端じゃないくらい充実しているので、何人かで夜に訪れてみたい。ちなみに、銘柄豚のしゃぶしゃぶや和風サムギョプサルも旨そうだ。豚ちゃんの新たな聖地ってとこかもね。


KATSUプリポー
東京都新宿区歌舞伎町1-10-3 G3ビル2F
℡050-5600-6368
営業時間:12:00~15:00、17:00~22:00
定休日:月曜日、火曜日(不定期)
ダイヤモンドポーク リブロース 5800円
世界一の牛肉但馬玄と銘柄豚合い挽きメンチカツ 700円
荒木町の「車力門 ちゃわんぶ」のトンカツと白米はトップクラスだ


火の通り具合を見せつけてくる特選ヒレかつ定食。
車力門(しゃりきもん)は新宿区荒木町にある通りの名前だ。江戸時代には車力門横丁(町)だったらしい。トンカツ屋店主の武澤氏はなんと、今は亡き和食の名店「京味」で修業した後に、和食屋「くろぎ」をやっていた人である。その過程で養った力を、トンカツ道に注いでいるんでしょうな。
真剣なトンカツ屋のご多聞に漏れず、ここも食べ方にお薦めの流儀がある。まず運ばれるのは辛子の載った小皿で、「醤油を溶かしてお待ち下さい」とのこと。続いて、熱々の自家製トンカツソース、味噌汁、ご飯、最後にトンカツが恭しく登場した。
肉は米沢三元豚である。2年前に来た時には頼んだリブロースが途中からシンドくなったので、今回は特製ヒレかつ定食にした。
米沢三元豚! 口中は喜びの大洪水や~
トンカツはあらかじめ一口サイズに切り分けられている。衣は見るからにサクサクで、その断面は見事な色合いである。ややピンクのまことにジャストな揚げ具合だ。まず、塩で食うと、その肉の柔らかさに驚き、続いて、肉の旨味と甘味が襲ってくる。肌理(きめ)の細かい繊細な肉だ。さすが、米沢三元豚! 口中は喜びの大洪水や~(ちょっと彦摩呂風か?)
辛子醤油、続けて熱々ソースで食べてみたが、筆者が好きなのは辛子醤油である。カツの旨味をいちばん引き立ててくれる気がする。ソースは味がやや強いが、これも旨い。
大事な白米はどんぶりメシで、かなり旨い。銘柄は分からんが、いい炊き具合だ。珍しいのは味噌汁の具がワカメとお揚げと白ネギであること(2年前も)。まあ、普通に旨いが、食う側の脳内は豚汁を欲するよね~。違いを出そうとしたのだろうが、どうなんだろうねえ? それから漬物は、刻んだキムチと昆布の佃煮。これも珍しいが、甘辛いキムチも甘辛いコブも普通にスーパーで売っているやつだ(と思う。自家製だったらゴメン)。おそらく私が自宅で食べているのと同じメーカーのものだ(と思う)。両方とも普通に旨いけどね。
あと、わざとやっているのかな? キャベツの切り方があまりにも大雑把でちとビックリ。切り損ないのデカいのが混じっていたりして、とてもヘン。これだけは理解できない。2年前はもっと精緻に刻んでいたような気がするんだがなあ。キャベツを軽く見てはいかんな。
この2年の間に変わったのは、カツの揚げ色だ。以前はキツネ色だったが、今回は衣がやや白いから、低温のじっくり揚げに変更したのだろう。パン粉も変えたに違いない。以前はカレーが生卵付きで無料でサービスされたが、いまは別注だ。でも、この見事なカツに敬意を表して、カツカレーなんかはやりたくない。カレーは残したご飯にぶっかけて食うのがよろしい。辛味を抑えて出汁の効いた和風で、なかなか旨い。
2年前に比べると、とても高くなった。いくつか疑問点はあるが、肝心のトンカツと白米はトップクラスだろう。


車力門 ちゃわんぶ
東京都新宿区荒木町3-22 島ビル1F
℡03-6384-2544
営業時間:11:00~14:00、18:00~21:00(祝日、祝前後日も営業)
定休日:水曜日
特選ヒレかつ定食 5400円
野菜すり流しカレー 770円
真面目に精進する「とんかつ憲進」絶品豚のヒレを激推し!


常陸の輝きヒレかつ2個定食とエビフライのご尊顔。左手に見えているのがアジフライ。
最後に紹介するのは、低温でじっくりと揚げた白いトンカツである。大体、あたしゃ、キツネ色のほうが好みなんだが、ここも真剣ないい店だと思う。店主は「修業時代」と言っていたが、あの「成蔵」の姉妹店「なりくら」の店主を任されていた人である。
まー、店内がキレイなんです。隅々までピカピカですわ。それだけで気持ちがいいし、気分はアゲアゲ。ご主人はこれまたキリッと引き締まった顔の御仁。しかし、客が途切れた頃合いに話しかけると、相好はくずれ、お喋りは大好きみたい。きさくな人だ。
主人が「たどり着いた(と言っていた)」豚ちゃんは三種で、米沢豚一番育ち、常陸の輝き、東の巧SPF豚である。私は最初に訪れた時は米沢豚のリブロースかつ、2回目に常陸の輝きのヒレかつを食べた。というのは、1回目、何もかもが素晴らしかったのだが、やはりリブロースは拙者にはちょっとヘビーで、後半はちとツーマッチだったからだ(ワシも学習せんヤツじゃのお)。ゆえに2回目のヒレについて述べる。
内臓を包む腸間膜油による低温じっくり揚げであるから、15分ぐらいかかるかね。トンカツができる寸前にご飯と豚汁と漬物が運ばれた。先に言うと、これらはすべてが素晴らしい。聞いたら米は山形県の「はえぬき」だそうだ。ツヤと粘りが適度で、硬さもいい。うん、旨いご飯だ。豚汁は大根がやや大きめで豚もゴロっとしている。ニンジン、ゴボウ、コンニャクにネギ、この豚汁はとてもいい味だ。濃くはないのに、味は深い。旨い。
そして、広島出身の御主人が好きなのが漬物の広島菜である。山形の青菜(せいさい)漬に味は似ている。っていうか、日本全国いろんなところに似たような漬物はあるんだろな。野沢菜のような発酵臭はしない。シャキッとしていて、塩味でさっぱりしている。トンカツの脂を流してくれると言うのかね。小生、普通はヌカ漬けがいちばん好きなんだが、ああ、この広島菜もええなあと思う。
店主の奥義「トンカツは揚げて蒸すのだ!」
さて、ヒレかつは見事に揚がっている。店主によれば、トンカツは「揚げて蒸す」技術が肝心なのだとか。なにしろ特製のパン粉をたっぷりまとって、サックサクなのだ(ちなみに糖度が低いパン粉を低温で揚げるから白いトンカツになる)。最初に何もつけずに食えと但し書きがあるから、そうしてみた。うん、とても柔らかい、そして甘く深みのあるいい味だ。ここで現れた断面を見ると、うっすらピンクの実に見事な塩梅(あんばい)なんだな。
次に塩をガリガリ擦ってかけた。ふむ、悪くはない。三番目は発酵させて作ったという中濃の生ソース。これはちと甘いのだが、なかなかいける。最後にかけたのが酸味の強い中濃のトンカツソース、私はこれがいちばん好きだな。キャベツがこれまた細く柔らかくていいんですわ。これには生ソースが合うね。ソースは広島のオタフクソースだって。
ついでにエビフライとアジフライも試した。ふむ、揚げ具合は見事だし旨いんだがね、衣が柔らかすぎるので、エビフライなんかはヘナッとしているんだな。こういうのは衣を高温で固めてキツネ色にして、ある程度形がカチッとしているほうが旨いと私は思った。
しかし、研究熱心で、トンカツを愛してやまない、大いにシンパシーを感じさせる店主なんだな。おカミさんもバイトの女性もとても感じがいい。そういうのってやっぱり大事なことだって再認識させてくれた。


とんかつ憲進
東京都新宿区神楽坂3-1-23 Ami神楽坂2F
℡03-6826-9862
営業時間:火・水・金・土・日11:00~14:00、17:00~20:00
定休日:月・木・祝日
常陸の輝きヒレかつ2個定食 2400円
米沢豚一番育ちリブロースかつ定食 4500円
エビフライ 600円
アジフライ 800円
「これを食べなきゃ人生ソンだよ」とは
うまいものがあると聞けば西へ東へ駆けつけ食べまくる、令和のブリア・サバランか、はたまた古川ロッパの再来かと一部で噂される食べ歩き歴40年超の食い道楽な編集者・バッシーの抱腹絶倒のグルメエッセイ。
筆者プロフィール
食べ歩き歴40年超の食い道楽者・バッシー。日本国内はもちろんのこと、香港には自腹で定期的に中華を食べに行き、旨いもんのために、台湾、シンガポール、バンコク、ソウルにも出かける。某旅行誌編集長時代には、世界中、特にヨーロッパのミシュラン★付き店や、後のWorld Best50店を数多く訪ねる。「天香楼」(香港)の「蟹みそ餡かけ麺」を、食を愛するあらゆる人に食べさせたい。というか、この店の中華料理が世界一好き。別の洋物ベスト1を挙げれば、World Best50で1位になったことがあるスペイン・ジローナの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。あ~、もう一度行ってみたいモンじゃのお。
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