竹芝桟橋に程近い東京・港区の海岸1丁目。東京湾を望み、浜離宮恩賜庭園に隣接する自然豊かな環境でありながら、銀座など都心部にもアクセスが良いこの地に独創的なラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」がある。マリオット・インターナショナルが展開する個性溢れる独立系ホテルのコレクションライン「オートグラフ コレクション」に加盟するJR東日本グループのオリジナルブランドである。加盟できるのは唯一無二のオリジナリティがあるホテルのみというこのコレクション、「メズム東京」の独自のコンセプトが世界的に認められた証でもある。
コンセプト「TOKYO WAVES」をロビーとレストランで体験
このホテルのコンセプトは「TOKYO WAVES」。ゲストが絶えず変化する東京の“今”を「五感」で体験できるように、あらゆる場所に独自の工夫がなされている。たとえば、吹き抜けの広いロビーには高音質で立体感のあるオリジナルセレクトの音楽が流れる。エリアごとに音量を調節しているため、耳に心地よい音楽体験ができる。これは設計の時点から音響設計の専門家に入ってもらったからなせる技。流れる音楽はオールジャンルで、時間帯によって多様な音楽が楽しめる。選曲のセンスの良さが印象的だ。
期待感を高めるロビーから体験は始まる。
浜離宮恩賜庭園から遠く東京スカイツリーまでが眼前に迫る圧巻の眺めのロビー。ロビー奥のバー&ラウンジ「ウィスク」で毎晩行われているライブパフォーマンスはノーチャージ。様々なジャンルの極上のエンターテインメントを堪能できる。
ロビーフロアには「アーティストのアトリエ」をテーマにしたバー&ラウンジ「ウィスク」がある。ここでは、ゴッホ、ミレー、フェルメール、北斎など、世界中の名画をもとに作ったオリジナリティ溢れるカクテルや、ノンアルコールのモクテルが楽しめる。また、毎晩ライブパフォーマンスが楽しめるのも特徴だ。ジャンルは様々で、クラシックやジャズといった定番音楽の生演奏はもちろん、フラメンコやタップダンス、歌舞伎や書道パフォーマンスが上演されたこともあるという。
絵画の世界をカクテルにする発想に驚くばかり。左は「Hokusai-北斎–」右は「Argenteuil-アルジャントゥイユ–」。
過去にはサルバドール・ダリの作品をテーマにしたアフタヌーンティーも。
ロビーから続くレストランは「シェフズ・シアター」と名付けられたオープンキッチンのフレンチ。劇団四季とのコラボレーションで『オペラ座の怪人』をテーマにしたメニューが提供されるなど、“シェフの劇場”ならではのユニークで新鮮な驚きと、楽しさに溢れている。さらに、エントランスやロビーで出会うタレント(メズム東京のホテルスタッフ)のユニフォームにも目を止めずにはいられない。黒一色のジェンダーレスなユニフォームは、ヨウジヤマモト社の「Y’s BANG ON!」とのコラボレーションで生まれたもの。今までのホテル・ユニフォームのイメージを完全に覆す斬新さだ。
客室からの眺めは最高。用意された「体験」の数々
「メズム東京」の客室は全265室あり、チャプター1からチャプター4までの4タイプ。「チャプター」という名前には、このホテルでの滞在が人生の新しいチャプター(一章)になるようにという願いが込められている。部屋に入ると出迎えてくれるのは、東京発のトイフィギュア「BE@RBRICK(ベアブリック)」。NINJAINK(忍者インク)という日本製の特殊なインクを使うことで、フラッシュ撮影すると模様が光るという、遊び心満載のユニークなオリジナルデザインだ。そして、客室からは、緑豊かな浜離宮と舟が行き交う隅田川が眼下に広がり、東京スカイツリーや高層ビル群を一望できる。東京の静と動、新旧が一度に目に飛び込んでくるようだ。もうこれだけで気分が高揚していくのがわかる。
正面にスカイツリーや高層ビル、手前には浜離宮と、東京のすべてが目の前に広がる眺めに見とれてしまう。
ラグジュアリー感に溢れた客室は、ゆったりとしたスペースで、落ち着いた色使い。
カシオのデジタルピアノ「Privia (プリヴィア)」が全室に。東京の景色を見ながら演奏を楽しむゲストも多い。
オリジナルのBE@RBRICKは大人気。メズム東京のクリエイティブディレクター小泉堅太郎によるデザイン。
猿田彦珈琲のスペシャルティコーヒーを自分で淹れる、くつろぎの時間。
ユニークな体験はまだ続く。このホテルならではの備品はデジタルピアノ。内臓曲の自動再生やBluetooth®スピーカーとしても利用できるので、ピアノを弾かない人でも楽しめる。客室でのくつろぎのひとときには、東京発祥の「猿田彦珈琲」のスぺシャルティコーヒーをセレクトし、あえてドリップ方式でゲストが一杯一杯いれる形になっている。日本茶はティーバッグではなく抹茶が用意され、茶筅と茶器を使って自分でお茶を立てる。客室でのティータイムのほんの数分さえ、忙しいゲストに贅沢な時の流れを感じてほしいと考えての粋な工夫となっている。ピアノの弾き方やハンドドリップの仕方、抹茶の点て方などはすべて客室内のタブレットで確認できるので、気軽にトライできる。
こだわりがいたるところに散りばめられている「メズム東京」。ワクワクするような新しい発見とインスピレーションを提供してくれる、全く新しいタイプのホテルだ。ゆっくりと滞在して贅沢で刺激に満ちた時間を過ごせば、明日へのエネルギーが十分にチャージされるに違いない。
メズム東京、オートグラフ コレクション
東京都港区海岸1丁目10-30
03-5777-1111
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Stories
Premium X
日本のプレミアムなホテル
Premium X