ホテルアナガ、絶景オーベルジュのスイートルームで過ごす贅沢時間

鳴門海峡を望む高台に建つホテルアナガは、自然豊かな瀬戸内海最大の島である淡路島にある。全室オーシャンビューという絶景が楽しめるオーベルジュは美しい自然に囲まれたリゾート。全44室のうち10室あるスイートルームは心地よい時間を過ごすために作られた贅沢な空間が広がっている。中でも注目すべきは2024年3月にリニューアルした「ヘリテージオーシャンスイート」。ここでしか味わえない贅沢な体験、美食を紹介する。

淡路島といえば、昨今、美しい自然や豊かな食材に恵まれた、一度は訪れてみたいリゾート地として注目が集まっている。その魅力は美しい風景や美味しい海産物だけではない。実は古事記や日本書紀によると、日本列島の中で最初に生まれた島という伝説を持つ神秘的な島でもあるのだ。古くから大切に守られていきた自然や歴史を感じながら、島内を散策するのも楽しい。

淡路島へのアクセスは意外にも便利。関西圏からは車なら神戸から約70分、大阪からは約120分の距離で、明石海峡大橋を渡ればすぐ到着できる。東京からは羽田空港から徳島阿波おどり空港へ約80分のフライト、そこからは車で約30分。これは日常からタイムトリップするのにちょうどいい距離感である。

絶景ホテルから見る、最高の夕日に心洗われて

大鳴門橋を望む二階建ての瀟酒な建物であるホテルアナガは、全室にベランダがあり、目の前にはどこまでも続く海や空を一望できる。朝夕には美しい日の入りや日の出を眺めることもでき、その景色を眺めているだけで、日常から解き放たれていくような爽快感に包まれるはずだ。

淡路島の南西端に位置し、一年を通じて温暖な気候に恵まれたリゾートホテル。

客室はスイートルーム、デラックスツイン、スーペリアツイン、スタンダードツインなどがあり、他には愛犬と過ごせるドギー・ヴィラもある。本館から離れたコテージタイプなので愛犬との時間を満喫できる空間になっており、芝生が敷かれたテニスコート２面分のドギー・ガーデンがあるのも嬉しい。

どの客室も落ち着いたモダンな空間であるが、何より注目したいのは2024年にリニューアルをしたスイートルーム「ヘリテージオーシャンスイート」。153㎡という広々とした客室、洞窟のような空間を抜けるとカウンターキッチンのダイニングへつながり、そこにつながるリビングルームには、淡路島出身の左官職人久住有生氏のアートウォールが彩られ、淡路島の土を使った土壁は太陽光に照らされること、で神秘的な世界観を作り出している。客室内には淡路島の作家たちの作品のほか、淡路島の素材を使った作品が多く飾られている。淡路島の楠木で制作されたサイドテーブルやリビングテーブルのほか、和紙職人のハタノワタル氏のダイニングテーブルなどが置かれている。他のスイートルームも特長的で、ジャグジーがあったり、広いバルコニーがあったり、また鉄瓶や茶道具などが置かれる部屋などもあり、お好みの部屋選びも楽しみの一つである。

2024年３月にリニューアルをしたヘリテージオーシャンスイートの寝室。

キッチンスペースを備えたヘリテージオーシャンスイートなら、暮らすような滞在が実現する。

開放的な空間が心地いい、バルコニーコーナースイート。

食の宝庫、淡路島の美食を堪能する

自然豊かな淡路島は食の宝庫でもある。新鮮な旬の食材を存分にいただける環境もここの魅力である。ホテルにはフレンチレストラン「カドー・ドゥ・ラ・メール」、日本料理「阿那賀」と2つのレストランがあり、激しい潮流にもまれて育った身のしまった地魚や淡路牛、四季折々の新鮮な旬の地元野菜や果物など、最高級の食材を最高の料理人が完成度の高い料理を提供してくれる。特に夏に訪れるのなら、京都の料亭にも多く運ばれるという淡路島産の鱧や鮑、雲丹などはぜひ味わいたいところである。

新鮮な旬の食材は何よりものご馳走だ。

日本料理「阿那賀」では夏季限定の淡路島「べっぴん鱧」を楽しむ鱧鍋御膳がある。
提供期間：2024年6月1日～9月30日まで　(要2日前予約)　利用時間：11:30～15:00 （L.0.13:30）料金： 6,500円（税サ込）。

何もしない休暇もいいが、大自然の中では思いっきりアクティビティで汗を流すのも楽しい体験である。
ホテル内にはガーデンプール、テニス、レンタサイクル、レンタルキックボードなどが充実しているほか、少し足を伸ばせば釣りなどもできる。釣りで獲ってきた魚はホテルに相談すれば、希望の調理法でその日のうちに料理をしてくれるサービスもある。