「薩日内」さんは、現在は宮城県北部にある大崎市付近を中心に分布しているお名前。宮城県に次いで東京都が多く、埼玉県にもいらっしゃるようです。しかしその発祥は岩手県だといわれ、現在の紫波郡紫波町にある「佐比内」という地名と語源が同じとのこと。アイヌ語では「サッ=乾いた」「ピ=小石」「ナイ=沢」を意味します。
この佐比内は金山で栄えた土地で、その産金の歴史は古く、平泉藤原氏の頃から砂金の採取が盛んだったと考えられています。その後、鉱山開発に力を入れていた江戸時代の初期になると、山金の採掘も行われるようになり、多くの人で賑わったのだそうです。また、佐比内にはそんな金山開発による人口の増加に伴い、隠れキリシタンが多く移り住んだことで、現在でも隠れキリシタンのお墓などが多く残っています。
薩日内 = さっぴない
「薩日内」は、さっぴないと読む名字です。日本全国には120名ほど。宮城県を中心に、東京都、埼玉県などにいらっしゃいます。
「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。
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