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「光る君へ」言いたい放題レビュー

2024.1.16

大河ドラマ「光る君へ #2 めぐりあい」もう何も言うまい。ただ吉高由里子を愛でる!

初回の「ビミョー」から、一転「温かく見守りたい」モードに転向

 

 

今週の言いたい放題レヴュー担当の編集 S です。ヒロインの母親が殺される、しかも刺殺という驚愕の展開で始まった初回。平安時代のセットや宮中の建て込みが、新鮮というか見慣れないせいもあってか、なんだかビミョーというか、よくわからない、判断保留というのが初回の感想でした。

 

 

そもそも、大河ドラマの初回というのは、嫁をいじめる小姑よろしくアラ探しをするか、はたまた、推しアイドルのデビューを温かく見守るかのように多少の欠点には目をつぶるかのどちらかで、初回は正直なところ小姑モードでした。その延長で、少し冷ややかな気持ちで迎えた第二回でしたが、なんと一転温か見守りモードに転向しました。

 

 

それはやはりヒロイン、吉高由里子さんの不思議な存在感に負うところが大なのでしょう。この際、セリフ回しが現代っぽい、平安時代にあんな言葉使っていないはず、なんてメクジラを立てるのはやめましょう。冒頭、裳着の儀のシーンで、まひろが「わー重っ」と言い、「幸せになれんぞ」という宣孝に「幸せってなんですか」と問いつめるところなど、ほとんど現代の会話のノリ。声色を使って代書屋をやるなんぞ、よくぞ考えたと、メクジラを通り越して、もはやアッパレの領域です。





『蛇とピアス』の、あの吉高さんの紫式部はもしかしてハマリ役?

思えば、『蛇とピアス』での衝撃的な役柄をはじめ、『花子とアン』での溌剌としたヒロイン、そして『最愛』での影を背負った社長と、さまざまな姿を見せてきた吉高さんですが、ちょっと不思議ちゃんにして天然ボケで、物怖じしないのが“素”でないかと、密かにニラんでおります。かつて「鶴瓶の家族に乾杯」に登場した際、百戦錬磨の鶴瓶さんに対しても、不思議ちゃんぶりを存分に発揮していましたから。

 

 

平安の昔、紫式部もおそらくは、書斎派的なオタクではなく、一種の不思議ちゃん的存在であり、もしかしたら物怖じしない女性だったかも。そして、そのようなキャラ設定をしたからこそ、NHKも吉高さんをキャスティングしたのではないでしょうか。
ここでひとつ声を大にして言いたいのですが、吉高ファンではありません。むしろ「なんだかキレの悪い女優だなぁ」と今でも思っています(吉高さんゴメンナサイ)。紫式部は吉岡里帆さんに演じてもらいたかった!!京都出身だし。



今後は愛憎渦巻く、ドロドロのサスペンス劇場的展開?

さて、2回目にしてドラマが少しづつ動きだしました。でも、いきなりのヒロイン母刺殺だの、血しぶきを浴びた兄の姿を弟が見てしまっただの、天皇に毒を盛るだのと、なんだか怨念に満ち満ちた展開の予感。少しググってみると、兼家を父とする、道隆、道兼、道長の3兄弟を中心として、天皇を取り込むための権謀術数が繰り広げられ、歴史の教科書では取り上げられないさまざまな「乱」が起きたのが、この時代のようです。

 

 

「痴れ者」のふりをしている(?)花山天皇が、母娘両方と関係を持った、と自慢するシーンも、NHKともあろうものが下品なセリフだなと思って見ていましたが、どうやらこれも事実。(わざわざその逸話を持ち出さずとも、という気はしますが……)



吉岡里帆さんが、和泉式部で登場しないかなぁ……という妄想!

 

 

戦国時代のような派手な合戦シーンはなく、劇中劇で光源氏が登場せずとも、ドラマは充分に動いていきそうです。イケメンの貴公子が和歌を詠み、花鳥風月を愛で、十二単を纏った美しき女房のもとに夜な夜な通う。そんなイメージしかなかった平安貴族が繰り広げるドロドロの愛憎劇、もしかして2時間ドラマの「サスペンス劇場的」展開? そんなこともふと予想してしまう今後です。安倍晴明のいきなりの登場も、なんだか思わせぶりですし……。そんなこんなも含めて、まだ誰も見たことのない、平安時代劇エンタメとして、これから面白しくなりそうになる予感充分の第二回でした。

 

 

願わくば、第八次キャスティング発表で、吉岡里帆さんの名前が挙がらんことを。紫式部と同じ彰子に使える、和泉式部役なんてどうでしょうか……。そして、ふと思ったのは、吉高由里子さんと井浦新さんといえば、『蛇とピアス』のアブノーマルな二人ではないですか!! そしてそこに松下洸平さんが加わったら、まんま『最愛』の世界ではありませんか。

 

 

しかし平安貴族、しかも上流貴族の御曹司たちが、あんなパカパカと馬に乗り、肌も露わに弓矢の稽古をしていたのでしょうか?時代考証の倉本一宏先生にぜひお聞きしたいところです。そして、これはもっとどうでもよいことですが、オープニングのタイトルバックで、右下から伸びてくる手が、妙にか細く、ETみたいで、ちょっと気味が悪いかと……。もとい、メクジラモードは封印のはずでした。



 

 

 

 

「光る君へ」言いたい放題レヴューとは……

Premium Japan編集部内に文学を愛する者が結成した「Premium Japan文学部」(大げさ)。文学好きにとっては、2024年度の大河ドラマ「光る君へ」はああだこうだ言い合う、恰好の機会となりました。今後も編集部有志が自由にレビューいたします。初回は編集Nが、史実とドラマの違い、伏線の深読みなどをレビューいたしました!

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