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編集部&PJフレンズのブログ

2024.2.14

「ジャパニーズウイスキー、竹鶴政孝の100年」テイスティングイベントを開催

「マッサン」の孫である竹鶴孝太郎氏と、ニッカウヰスキーのウイスキーアンバサダー金子太郎氏

2月9日(金)に「ジャパニーズウイスキー、竹鶴政孝の100年」テイスティングイベントをFCCJで開催しました。ここ数年人気のジャパニーズウイスキー。在庫不足で積極的にプロモーションができないジャパニーズウイスキーですが、友人の竹鶴さんにお願いしてテイスティングイベントが実現しました。FCCJサイトでお知らせした途端に申し込みが殺到。あっという間に定員をオーバーする人気ぶりでした。

 

登壇したのは竹鶴孝太郎さん、ご存じニッカウヰスキー「竹鶴」で知られ、NHKのドラマ「マッサン」で一躍有名になった日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝さんのお孫さんと、ニッカウヰスキーのウイスキーアンバサダー、金子太郎さん。


竹鶴氏プレゼン 竹鶴氏プレゼン

竹鶴さんによるプレゼンテーション。外国人メンバーの参加も多数で、プレゼンテーションはバイリンガルで行われました。

 





若かりし頃の竹鶴政孝と妻のリタ

竹鶴政孝とリタ 竹鶴政孝とリタ

竹鶴政孝とリタ






ここ数年人気が高まりプレミアム化しているジャパニーズウイスキー。イギリスで15世紀に誕生したとされるウイスキーですが、日本で国産ウイスキーが製造され始めたのは100年前のこと。竹鶴政孝がスコットランドに留学し、ウイスキー製造を学んだことから始まります。

 

2014年から2015年にかけてオンエアされ、大ヒットしたNHK連続テレビ小説「マッサン」。この主人公のモデルとなった「日本ウイスキーの父」と呼ばれ、ニッカウヰスキー創始者でもある竹鶴政孝。その人生は、ジャパニーズウイスキーの歴史そのもの。今回は竹鶴政孝の孫である竹鶴孝太郎氏をお招きして、祖父の足跡をたどりながら、ジャパニーズウイスキーの歴史を紐解いていきます。竹鶴さんが幼少期に撮影されたホームビデオの映像など、貴重な資料を取り混ぜながら、ジャパニーズウイスキーが生まれたいきさつや、余市、宮城挟などの工場、マッサンがどんなポリシーでウイスキーを作っていたかなど、通常では知り得ない内容を丁寧に説明してくださいました。

 

また2021年に日本洋酒酒造組合が「ジャパニーズウイスキーの定義」を制定したそう。以下を満たしていなければ「ジャパニーズウイスキー」とは呼べず、「ジャパニーズウイスキー」のブランドを守っていくためには必要な基準ではないかと思いました。

1.原材料は麦芽、穀類、日本国内で採取された水に限ること。麦芽は必ず使用すること。

2.糖化、発酵、蒸留は日本国内で行うこと。

3.700リットルほどの木樽で、3年以上、日本国内において貯蔵すること。

4.日本国内で容器詰めすること。

 



晩年の竹鶴政孝。毎晩ウイスキーを楽しんでいたそう。

晩年の竹鶴政孝。ウイスキー 晩年の竹鶴政孝。ウイスキー

竹鶴さんの後は、ニッカウヰスキーのウイスキーアンバサダー、金子太郎さんによる「ニッカの蒸溜所とウイスキーづくり」をご説明頂きました。これまでよく理解していなかったウイスキー作りのプロセスがよくわかり、とても勉強になりました。

 

そしてプレゼンテーションと並行して、3種類のウイスキーのテイスティングを行いました。まずは「シングルモルト余市」2番目は「シングルモルト宮城挟」そして「ニッカセッション」。ウエルカムドリンクの水割りを合わせると合計4杯ものウイスキーを頂いて、来場者一同すっかりほろ酔い気分でしたが、最後にサプライズで「ニッカシングルカスク余市10年」が登場。

 

シングルカスクウイスキーは、特別に選ばれたひとつの樽のモルトウイスキーをそのままボトリングしたもので「シングルカスク余市10年」は、世界唯一のウイスキー専門誌が開催するコンテストにおいて、「ベスト・オブ・ベスト2001」という栄誉にも輝きました。一樽から出来るボトルの本数はごくわずかであるため、ラベルに記されたナンバーと同じ樽番号に出会うことはほとんどないと言われており、どれもが希少な1本だそう。フルーティーさと樽の甘さ、軽いビターがコクを感じさせ、穏やかなピートの余韻を味わうことができます。

 

次回はPremium Japan主催でイベントを開催しますので、是非皆さんいらしてくださいね。




当日供されたウイスキー

テイスティングしたウィスキー テイスティングしたウィスキー

テイスティングしたウィスキーは4種類。その違いに一同感動。






竹鶴孝太郎 Kotaro Taketsuru

1953年北海道余市生まれ。1953年北海道余市生まれ。竹鶴 威(たけし)・歌子の長男として生まれ、幼少期を祖父母である竹鶴政孝・リタと共に余市で過ごす。大学卒業後、ニッカウヰスキーに入社し約20年勤務した後、退社。1998年ブランドコンサルティング会社「ブランド・アイデンティティ・ネットワーク(bin)」を創設。2005年、顧問先のビジュアル制作大手アマナと合流。ヤマサ醤油「鮮度の一滴」、日本電波塔「東京タワー」CI、新技術のブランド化のプロデユースなどで活躍。現在は竹鶴商品研究所代表、ニッカウヰスキー顧問、株式会社FIXER社外取締役など数社の顧問を務めている。

 

 

金子太郎 Taro Kaneko

1983年ニッカウヰスキー入社。仙台・東京営業部で営業担当後、マーケティング部、営業部で主に洋酒の宣伝、企画を担当。蒸留所の情報発信、イベントなどにもかかわる。2018年より現職。ウイスキー文化研究所認定ウイスキープロフェッショナル・ウイスキーセミナー講師 一般社団法人日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ







島村美緒  Mio Shimamura 島村美緒  Mio Shimamura

島村美緒  Mio Shimamura

2017年からプレミアムジャパンの代表、そして編集長として、日本のいいモノ・コトを紹介中。着物と映画、音楽、ジュエリー、スイーツ好き。

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