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日本のプレミアムなホテル

2026.4.1

東京・新宿「BELLUSTAR TOKYO」天空のラグジュアリーホテルで過ごす特別な時間

ペントハウス「鳥(とり)」




東京・新宿の中心に広がる歓楽街、歌舞伎町。
“眠らない街”として世界的にも知られ、飲食店やエンターテインメント施設が立ち並び、昼夜を問わず人の往来が絶えない場所である。




しかし近年、この街は新たな姿へとゆるやかに変化している。背景にあるのは、新たなランドマークの誕生と、海外からの来訪者の増加である。それにより、歌舞伎町は国際色豊かな都市空間へと進化しつつあるのだ。その変化を象徴する存在として注目されているのが、巨大複合施設の「東急歌舞伎町タワー」である。



地上48階、地下5階という圧倒的なスケールを誇るこの施設には、ホテル、劇場、ライブホール、映画館、レストランなどが集積する。新宿駅から徒歩圏という利便性も相まって、歌舞伎町の新たなランドマークとなっている。

その上層階に位置するのが、ラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel(ベルスター東京)」である。





「Restaurant Bellustar」 「Restaurant Bellustar」

「Restaurant Bellustar」





喧騒から切り離される、空へのアプローチ

 

ホテルエントランスをくぐり、エレベーターで上層階へと向かうにつれ、街の喧騒は次第に遠のいていく。やがて、静謐な空気に包まれた別世界へと導かれる感覚を覚える。
レセプションは18階に位置し、そこからさらに客室のある39階から47階へと上がると、都市の上空に浮かぶような非日常の空間に到達する。





18階に位置するホテルレセプション 18階に位置するホテルレセプション

18階に位置するホテルレセプション



客室は全97室。一般客室でも41㎡以上の広さが確保されており、ゆとりある設計が特徴である。インテリアは落ち着きと品位を兼ね備え、静かな時間を過ごすのにふさわしい空間となっている。

 

特筆すべきは、窓からの眺望である。
天井から床まで広がる大きなガラス窓により、東京の街並みをダイナミックに見渡すことができる。

眼下には巨大都市・新宿の景観が広がり、まるで上空から都市を俯瞰しているかのような感覚を味わえる。このスケールの眺望を客室から楽しめるホテルは決して多くない。とりわけ夜景は圧巻であり、これ以上ないと感じさせる完成度である。





客室「スタジオ・キング」 客室「スタジオ・キング」

客室「スタジオ・キング」






地上200メートルのダイニング体験

 

ホテルのレストランフロアは45階に位置する。ここにはモダンフレンチ「Restaurant Bellustar」、「鉄板 天祐(てんゆう)」、「鮨 甚江(じんえ)」といった多彩なダイニングが揃う。
なかでも中心的存在となるのが、「Restaurant Bellustar」である。




「鉄板 天祐(てんゆう)」 「鉄板 天祐(てんゆう)」

「鉄板 天祐(てんゆう)」




高さ約200メートルに位置するこのレストランは、二層吹き抜けの大空間が特徴であり、天井高は約13メートルにも及ぶ。空間の中央には、現代美術家・大巻伸嗣氏による球体アートが吊るされている。

この作品は金属製の球体内部でLEDがゆるやかに明滅し、壁や天井に幻想的な影を映し出す。表面には水紋や花を想起させるモチーフが刻まれており、かつて新宿に存在した水景の記憶を表現したものとされる。

夜になると、この光がレストラン全体を柔らかく包み込み、窓外の夜景と重なり合うことで、唯一無二の空間体験を生み出す。





レストラン レストラン



レストラン2 レストラン2



レストラン3 レストラン3

「Restaurant Bellustar」




料理は、日本各地の食材を取り入れたモダンフレンチである。コンセプトは「素材で旅するレストラン」。各地の旬の素材を丁寧に扱いながら、フランス料理の技法と日本の感性を融合させた一皿が提供される。

食材の産地や背景が丁寧に語られることで、料理は単なる味覚体験にとどまらず、物語を伴った体験となる。料理のなかでも印象的なのは肉の火入れの秀逸さだ。素材の良さはもちろんであるが、それらを引き出す技術が光る料理の数々に心も体も満たされていく。




さらに特筆すべきは、ワインセレクションの充実度である。膨大なリストは圧倒的であり、選択に迷うほどである。こうした場合はソムリエと相談し、料理との調和を意識した一杯を選ぶことが望ましい。きっと新たな発見があるはずだ。




同フロアには、「Bar Bellustar」も併設されている。
ここでは、東京の夜景を眺めながら静かに過ごすことができる。都市の光を眼下に、グラスを傾ける時間は格別である。

 

カクテルには国産のフルーツやハーブが取り入れられ、日本の四季を感じさせる構成となっている。世界各地の蒸留酒やワインも豊富に揃い、バーテンダーの技術とともに楽しむ一杯は、滞在の夜をより印象深いものにする。







「Bar Bellustar」 「Bar Bellustar」

「Bar Bellustar」






また、東急歌舞伎タワー18・20〜38階「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARK ROYAL Hotel(ホテルグルーヴ新宿)」には、よりカジュアルな「JAM17 DINING」「JAM17 BAR」ジェラートショップ「JAM17 GELATERIA」ルーフトップテラス「TERRACE 」もある。外に出ることなく、その日の気分に合わせて選択できる。





“空”へと還るスパ体験

 

 

ホテル最上階の47階には、スパ施設「SPA sunya(スパ・スーニャ)」が設けられている。

“sunya”とはサンスクリット語で「空」を意味し、その名の通り、このスパは自らをゼロへと戻すための静かな空間として設計されている。

トリートメントには、日本各地の植物由来のオイルやバームが用いられる。香りや体調に応じて施術をカスタマイズできる点も特徴であり、セラピストによる丁寧なカウンセリングを通じて最適なケアが提案される。

また、トリートメントルームからの眺望も格別である。地上の喧騒から切り離された高さから東京を見渡すことで、都市の音は遠ざかり、自然と心が落ち着いていく。

ここは単なる癒しの場ではなく、心身を整えるための時間を提供する場所である。





「SPA sunya(スパ・スーニャ)」 「SPA sunya(スパ・スーニャ)」

「SPA sunya(スパ・スーニャ)」




空の上に広がる、もう一つの邸宅

 

 

ホテル最上部45階から47階には、5室のペントハウスが用意されている。最大277㎡に及ぶその空間は、まさに空に浮かぶ邸宅と呼ぶにふさわしい。

各室には天空を表す「天」と、日本の美意識を象徴する「花鳥風月」の名が与えられ、静謐で洗練された世界観が表現されている。室内にはキッチンやダイニングが備えられ、専属バトラーによるサービスも提供される。



インテリアデザインは建築家・芦沢啓治氏・Norm Architectsが手がけ、家具はKarimoku Caseのプロダクトが採用されている。シンプルでありながら温かみのある空間がまるで自宅にいるような心地よさを生み出している。

この贅沢な空間に身を置き、窓外に広がる圧倒的な景色を眺めていると、まるで東京の頂点に立ったような贅沢な感覚をもたらす。






ペントハウス「天(sora)」 ペントハウス「天(sora)」

ペントハウス「天(そら)」



都市の進化を象徴する存在

 

 

歓楽街としての印象が強かった歌舞伎町は、いまや文化とエンターテインメントが交差する新たな都市空間へと進化している。

その中心に位置する東急歌舞伎町タワー、そしてその上層に広がるベルスター東京。

地上では街のエネルギーが脈打ち、空の上では静寂が支配する。この対照的な魅力を同時に体験できる点こそが、このホテルの本質である。

 

 

 

Text by Yuko Taniguchi




BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel

東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 18・39〜47階

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