9/12からセイコーハウス(旧和光本館)6階 セイコハウスホールで、日本を代表するジュエリーブランド「ギメル」のジュエリーが展示されています。
ジュエリー好きなら誰でも一度は手に取ってみたい日本のブランド「ギメル」。1974年に創業され、アートディレクターの穐原かおるさん率いるギメルは、日本の四季折々の自然の美しさを彩るジュエリーが愛されているブランドです。
パヴェセッティングやカラーグラデーションの美しさ、また表面だけでなく裏側まで美しく、遊び心のあるこだわりのデザインに定評があります。
世界的オークションのサザビーズは「革新的で影響力のある21世紀のジュエラー」のうちの一つにギメルを挙げるなど、海外からも高い評価を集めていて、ジュエリー好き必見のブランドです。
アートピースのように飾られたジュエリーたち
会場に入ってまず驚いたのが、その展示方法です。
ギメルを代表するヒストリカルな蓮の花のジュエリーが、まるでアートピースのようにフレームに飾られています。
近くで見ると、その繊細なデザイン、色石の配列で表現されたグラデーション、立体的なセッティングなど、細部までこだわりつくされていることがわかります。
それぞれのピースで使われているカラーダイヤモンドのセレクションも素晴らしく、穐原さんの適格な審美眼とともに、これだけの石を集めるだけでも大変だということがわかります。
アートのように展示されたヒストリカルジュエリー
今回はブランド創立から50周年を迎えたということで、約400点ものジュエリーが展示されているそう。
ギメルは独立系のジュエラー、しかも販売ルートが限られているので、これだけの商品が一同に見られるのはファン垂涎の大変貴重な機会です。
ギメルは日本のジュエラーの中でも、海外で人気が付いた稀有なブランド。ダイヤモンドの輸入会社でスタートした後、2000年にスイスのバーゼルフェアに出展したところ、その繊細なクリエーションに海外のメディアやバイヤーが注目し人気に火が付きました。
そして現在でも、芦屋の工房で働いている職人さんは20人ほど。プロダクションの規模を広げることなく、美しく生命観に溢れたジュエリーを発表し続けています。
今回の新作、稲穂をモチーフにしたジュエリーと今にも飛び立ちそうなトンボ
ラッキーにも会場にて、アートディレクターの穐原かおるさんとお話することができました。
穐原さんは元々NYで宝石の買い付けをされていたそうで、アメリカのジュエリーブランド「ハリー・ウィンストン」に長く勤務していた島村とは、NYの話で盛り上がりました。
面白かったのが、カラーダイヤモンドについて伺った時に、穐原さんが「色として使っている」とおっしゃったこと。
例えばオーストラリアのアーガイル鉱山で採掘されるピンクダイヤモンドを選ぶときも、色として選んでいるので、通常はピンクが強く、大きな石を選ぶところ、ギメルではパヴェダイヤという小さい石をメインで使っているので、オレンジがかったピンクや、薄いピンクなど、様々なピンクをチョイスしていたそう。
また高額なピンクダイヤモンドと比べると手頃なピンクサファイアとの使い方も伺ったのですが、色として考えるとピンクダイヤモンドに負けない、という視点が新鮮でした。
歴代ワンちゃんの絵、実際の職人さんが使っている工房の道具とともに。
会場には穐原さんのパートナー、歴代のワンちゃんの絵も飾られています。今でも毎日工房に一緒に出勤しているそう。
残念ながらこの展示会は-9/18まで。
これだけのコレクションを一同に見られるのは大変稀少な機会です。見逃さないで!
◆ギメル展 ー豊穣の秋ー
【会期】2024年9月12日(木) ~ 2024年9月18日(水)【時間】11:00~19:00
※最終日は17:00まで
【会場】セイコーハウス6階 セイコーハウスホール
島村美緒 Mio Shimamura
2017年からプレミアムジャパンの代表、そして編集長として、
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