今年はパーク ハイアット 杭州のシェフ ジミー・ウェイ氏のチームが来日
毎年ゲストシェフを迎えて期間限定のお料理が楽しめるグランド ハイアット 東京のレストラン、チャイナルーム。今年はパーク ハイアット 杭州の中国料理シェフのジミー・ウェイ氏が彼のチームを引き連れてやってきました。
パークハ イアット 杭州から招聘されたジミー・ウェイシェフ。今回は点心師を含むチームで来日し、腕を振るいました。7年連続「ブラックパールレストラン」受賞、2018年ル・コルドン・ブルー「グローバル・グルメ・シェフ・パル・エクセレンス」で最優秀シェフ賞受賞、2024年フォーブス中国「30人のシェフ」に選出など、杭州を代表するシェフ。
杭州は浙江省の山側に位置し、西湖で獲れる新鮮な川魚、エビなどを使うのが特徴だそう。また最高級緑茶で知られる龍井茶の産地でもあり、味わいの繊細さが日本人のし好にマッチするお料理です。またジミーシェフは前菜に注力しているというから、5種の前菜はどれも素晴らしかった。
気分をワクワクさせてくれる5種の前菜からスタート。もち米入り蓮根のザクロシロップ風味など、食感の楽しさ、ほの甘さなど、全体的にとても繊細な味わいの一品が続きます。写真左上より時計周りに、金華ハム からし菜の筍包み、もち米入り蓮根のザクロシロップ風味、ウニ入りイカのニンニクスパイシーソース、キャビアのせ野菜巻き、蒸し鶏のせクラゲの和え物、フォアグラの老酒風味。
こちらはジミーシェフのチームの点心師が作る上海蟹小籠包、ウニ入り牛肉の焼き饅頭の二品。とても気に入ったのは牛肉の焼き饅頭。しっかり焼き目のついた下部とふんわり蒸しあがった上部の弾力ある皮で牛肉餡を包んでいます。重さのある味を想像していましたが、和牛のうまみを感じさせるのに、淡い味わいでいくらでも食べられそう。軽く、繊細で、上品な味わい。これが杭州料理の特徴なんですね。かなり日本人好み。
次は、植物燕の巣入り スジアラ団子の蒸しスープの登場です。中国や香港では高級魚として人気の高いスジアラを団子にしたスープです。お団子といっても、はんぺんのような、クネルのような、柔らかくフワフワの食感。淡泊でやさしい味わいのスープとよく合います。
オマール海老 餅 キヌアの中国味噌炒めは、中国味噌のコクと旨味がオマール海老と揚げたキヌアでまとめ、しっかりと輪郭のある味にしあがっています。添えられた餅のつるんとした食感も楽しい一皿です。
牛サーロイン キノコ 唐辛子 黒ニンニクのピリ辛醤油炒めは、ひとくち大にカットされた和牛の火入れがパーフェクト。アクセントとして、ペースト状になるまで焼いた黒ニンニクを付けて食べると、甘みと旨味が混ざり合います。
海老 ナマコ 帆立の海老スープご飯は、初めての味!ライトなスープに炒ったお米が浮かび、海鮮の爽やかなスープをサラサラと飲む、中華風お茶漬けといった一品。
デザートは二品。ココナッツミルク入りパパイヤ器仕立ては、くりぬかれたパパイヤを器に見立て、ココナッツミルクのスープを飲みます。パパイヤの内側もスプーンで一緒に削りながら食べると、そのほっこりとした味に手が止まりません。すっかりお腹がいっぱいなのに小豆餅入りもち米饅頭まで平らげてしまいました。
チャイナルームが招聘するシェフから、中国料理の今を知ることができる、貴重な機会でした。来年が楽しみです。
中嶋千祥 Chisa Nakajima
編集NことPremium Japanの編集長ダイリ。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。戦後の女性誌収集が趣味というちょいオタク。
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