後閑さんは、群馬県安中市や富岡市を中心とした西毛地域にかけて見られる珍しい名字。中世の上野国碓氷郡を本拠とした武士・後閑氏に由来するとされています。清和源氏の流れをくむ岩松氏の末裔と伝えられ、戦国時代には上野国で勢力を築いた一族として知られている後閑氏。
永禄3(1560)年には、丹生城(現在の群馬県富岡市)の城主・新田景純の子である信純が、武田信玄から後閑城(現在の安中市)を与えられたことを機に、「後閑」を名字として名乗るようになったと伝えられています。その後は武田氏に仕え、武田氏滅亡後には北条氏の家臣となるなど、激動の戦国時代を生き抜いた一族でした。
しかし、天正18(1590)年の小田原合戦で北条氏が滅亡すると、後閑氏も歴史の表舞台から姿を消したとされています。それでも名字は子孫へと受け継がれ、現在も群馬県を中心に見ることができます。
また、この名字が珍しいとされる理由には、分布が群馬県に大きく偏っている点にあります。全国にいる後閑姓のおよそ7割以上が群馬県に集中しており、とりわけ安中市や富岡市周辺で多く見られます。地域との結び付きが非常に強い名字であることから、群馬県を代表する歴史ある名字として知られています。
後閑 = ごかん
「後閑」は、ごかんと読む名字です。群馬県を中心に、全国でおよそ2,600人前後が名乗るとされています。特に安中市や富岡市など西毛地域に多く見られる名字です。
「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。
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