「赤祖父」さんは、現在の富山県富山市などに分布が見られるお名前です。
平安時代中期に官人と呼ばれる役人だった赤染時用(あかぞめのときもち)の子孫が赤祖父を名乗りを挙げ、越後に移ったのが始まりといわれています。赤染時用は、2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』に登場する、藤原道長の妻・源倫子の女房を務める赤染衛門の父です。
その後、戦国時代には越後から越中奥田荘に移り住み、江戸時代は加賀藩や富山藩で特権を付与された有力な農民となりました。
富山県新川郡に旧家・赤祖父家があり、富山市米田には分家があります。明治初年に富山藩が千歳御殿の門を売却した際に、分家4代目の牛之助が購入して同家の門とし、唯一現存する富山城の遺構となっています。
赤祖父 = あかそふ
「赤祖父」は、あかそふと読む名字です。日本全国には200名以上いるといわれ、その多くは富山県富山市にいらっしゃいます。
「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。
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