楓(かえで)や蔦(つた)の葉が黄葉する頃。本格的な紅葉狩りのシーズンが到来です。
私たちが知る紅葉(もみじ)は色が揉み出されるという意味を持つ「揉み出(もみず)」が語源。昔の人は、赤や黄色に染まった木々の葉を「もみじ」と呼び、平安時代の貴族たちは赤く染まった紅葉の木を採っていたことから「紅葉狩り」と呼ばれるようになったともいわれています。
楓蔦黄 = もみじつたきばむ
七十二候「楓蔦黄」は、もみじつたきばむと読みます。
二十四節気:霜降
七十二候:楓蔦黄
時期:11月2日~11月6日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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