日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。
細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
七十二候「雷乃発声」は、遠くで雷の音がしはじめる、という意味です。
3月の終わりから4月の始め。急に雲が立ち込め、遠くで稲妻が煌めき、どーんと鳴る雷の音。恵みの雨が降り注ぎ、田畑を潤していきます。
雷乃発声 = かみなりすなわちこえをはっす
七十二候「雷乃発声」は、かみなりすなわちこえをはっす、と読みます。
二十四節気:春分
七十二候:雷乃発声
時期:3月30日~4月3日ごろ
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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