朔風とは北風。冬の風物詩としておなじみの「木枯らし」を意味する言葉です。二十四節気の小雪・次候となる朔風払葉は、まさに北(朔)風が吹いて木の葉が舞い落ちていく様子を表したといえるでしょう。
厳しい冬を耐えしのぐために葉を落として休む冬枯れの木々が、清らかな静けさとともに悠々と立ち並ぶ……そのような姿が彷彿されます。
朔風払葉 = きたかぜこのはをはらう
七十二候「朔風払葉」は、きたかぜこのはをはらうと読みます。
二十四節気:小雪
七十二候:朔風払葉
時期:11月27日~12月1日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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