春の訪れとともにやってきたツバメが、暖かい南の地へと帰っていく9月半ば頃。玄鳥(げんちょう)は、黒を意味する「玄」から由来したツバメの別名を指します。
巣をつくり、子どもに食べ物を運び、夫婦で子育てをするツバメは、古来より「幸せな家庭」「幸運を運ぶ」を象徴するシンボル。ツバメが巣をつくる場所は栄えるともいわれています。
玄鳥去 = つばめさる
七十二候「玄鳥去」は、つばめさると読みます。
二十四節気:白露
七十二候:玄鳥去
時期:9月17日~9月21日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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