立秋の末候となる蒙霧升降は、「蒙霧=濃霧」「升降=昇降」を意味する言葉。高温多湿の夏の大地が冷やされ、地上や水辺からもうもうと深く濃い霧が立ち込める神秘的な様子を表しています。
日本には、霧の絶景スポットが数多く存在しますが、北海道の摩周湖や広島県の霧の海、福島県の曽原湖、兵庫県の竹田城跡などが有名です。
蒙霧升降 = ふかききりまとう
七十二候「蒙霧升降」は、ふかききりまとうと読みます。
二十四節気:立秋
七十二候:蒙霧升降
時期:8月17日~8月21日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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