七十二候「芹乃栄」とは……
七草のひとつとして知られている芹(セリ)が、あぜ道や水田、小川のほとりなど水辺に生えてくる時期が「芹乃栄」。乃ち栄うという言葉が「よく生育する」という意味になります。
また、「芹摘み姫」という聖徳太子と縁のある植物。その昔行幸の際、太子をひと目見ようと多くの人が群がる中、ひとり芹を摘んでいる少女がいたそうです。病気の母親のために芹を摘んでいたという理由で行幸を見送ることができなかった少女に太子が感心し、後に「膳夫姫」として太子の妃になったというシンデレラストーリーがあるそうです。
芹乃栄 = せりすなわちさかう
七十二候「芹乃栄」は、せりすなわちさかうと読みます。
二十四節気:小寒
七十二候:芹乃栄
1月5日~1月9日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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