8月前半は、大暑の末候。夕立や雷雨、台風といった猛暑に降る大雨で、うだるような暑さがひいていくのを肌で感じる時期です。
降り出した雨を肘で避ける様を「肘笠雨(ひじがさあめ)」、急に降り出し雨が急に降り止むにわか雨を「驟雨(しゅうう)」と呼ぶのもまた日本の文化。青空にわきあがる真っ白な入道雲が大雨に変わる情景こそ、日本らしい夏の風景かもしれません。
大雨時行 = たいうときどきふる
七十二候「大雨時行」は、たいうときどきふると読みます。
二十四節気:大暑
七十二候:大雨時行
時期:8月2日~8月6日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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