季節は進み、春ももうすぐ終わりを迎えます。それが二十四節気の「穀雨」のころ。空気も水も温み、夏や秋の収穫のために、農作業に精を出すころでもあります。
葭は水辺に多く見られるイネ科の植物。日本の在来種であるといわれています。春にぐんと背を伸ばし、条件がよいと3~5mもの高さに。夏にかけて花をつけます。
葭始生 = あしはじめてしょうず
七十二候「葭始生」は、あしはじめてしょうずと読みます。
二十四節気:穀雨
七十二候:葭始生
時期:4月19日~4月24日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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