8月の終わり頃、暑さが止むという意味を持つ処暑の次候。「粛」という漢字からも連想できる通り、厳しい暑さが鎮まっていく天(=空)と地(=大地)の様子を肌で感じ取れる季節の到来です。
秋雨前線や台風などの影響で、北の方から運ばれてくる冷んやりとした空気に触れると、より身近に、夏から秋へと移り変わる季節の動きを体感できるのではないでしょうか。
天地始粛 = てんちはじめてさむし
七十二候「天地始粛」は、てんちはじめてさむしと読みます。
二十四節気:処暑
七十二候:天地始粛
時期:8月28日~9月1日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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