七十二候「款冬華」とは……
款冬とは、早春の花茎フキノトウ(蕗の薹)のこと。款冬華はフキノトウの黄色い蕾が雪の下からひょっこり顔を出し、だんだんと春が近づいていることを実感できるような時期です。
古くから食されていた山菜であり、食物繊維やビタミンE、葉酸など体に必要な栄養素が豊富に含まれているフキノトウ。蕾の状態である花茎の部分は、独特の苦味と香りが楽しめます。
款冬華 = ふきのはなさく
七十二候「款冬華」は、ふきのはなさくと読みます。
二十四節気:大寒
七十二候:款冬華
1月20日~1月24日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊、「くらしを楽しむ七十二候」 広田千悦子著 光文社刊
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