「結花」とは、薄紫色が美しい桐の花がほころび、蕾ができて緑色の実を結ぶこと。晴天が続き、夏の気配を存分に感じる頃です。
伐ることで若木が出る桐は、成長が早く10m以上の大木になるキリ科の落葉樹。古くは鳳凰が止まる神聖な木と語り継がれ、今日では日本政府の紋章「五七桐(ごしちのきり)」としてパスポートの中や500円硬貨にも使われています。日本では古くから親しみのある植物です。
桐始結花 = きりはじめてはなをむすぶ
七十二候「桐始結花」は、きりはじめてはなをむすぶと読みます。
二十四節気:大暑
七十二候:桐始結花
時期:7月22日~7月26日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Premium Calendar