蟋蟀とはコオロギの意味。古くはキリギリスと呼ばれており、秋に鳴く虫の総称でした。
そして中国最古の詩集「詩経(しきょう)」より、農民の暮らしを詠んだ詩の一部に記載されていたのが蟋蟀在戸の由来。虫の鳴き声が戸口で聞こえてくる季節、寒さをしのぐために虫たちが家の中にやってくる、そんな情景が思い浮かびます。
蟋蟀在戸 = きりぎりすとにあり
七十二候「蟋蟀在戸」は、きりぎりすとにありと読みます。
二十四節気:寒露
七十二候:蟋蟀在戸
時期:10月18日~10月22日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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