6月も半ば。各地が梅雨入りしている季節、梅の収穫期を迎えます。最初は目にも鮮やかな青梅が、少しずつ熟して黄色に変化していくころです。
梅が日本に入ってきたのは3世紀ごろといわれています。盛んに食されるようになったのは鎌倉時代に入ってからのこと。梅干しは非常食、携帯食にもなり、甘露煮に、また梅酒にしても美味しい。保存性に優れ、日本の食生活になくてはならないものです。
梅子黄 = うめのみきばむ
七十二候「梅子黄」は、 うめのみきばむと読みます。
二十四節気:芒種
七十二候:梅子黄
時期:6月16日~6月20日ごろ
日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。
参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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