山藍はトウダイグサ科の宿根草(多年草)。山藍で摺り染めた、落ち着いたくすみ色の青緑が山藍摺で、日本最古の染料植物で染められた伝統色とされています。神事に使用されることもあり、宮中祭祀のひとつ「新嘗祭(にいなめさい)」の時に用いられる小忌衣(おみごろも)の文様は、まさにこの山藍で染められています。
山藍摺 = やまあいずり
青と緑の要素が含まれる神秘的な色として親しまれた山藍摺は、万葉集でも詠まれていました。「山藍摺」は、やまあいずりと読みます。
DIC-N992/山藍摺(やまあいずり)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar