日本の伝統色「胡粉」とは……
不透明な白色を指す胡粉は、中国の「胡」という国から奈良時代に伝わったことが由来となります。当時の胡粉は鉛を焼いてつくる胡粉といわれていましたが、鎌倉時代になるとイタボガキなどの貝を焼いた粉末状の胡粉が用いられるように。日本画や日本人形、木工品などの絵付けにも使われているほか、近世では漢画にも使用されることがあるそうです。
胡粉 = ごふん
昔は貝を焼いて粉末にしていましたが、現在の製法は貝殻を天日に晒し、数ヶ月から何十年とかけて風化させているようです。「胡粉」はごふんと読みます。
R255G255B251 #FFFFFB/胡粉(ごふん)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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