日本の伝統色「紅掛空色」とは……
ほんのり赤みを帯びた清らかな青紫色は、まるで夜明け前の薄闇が込める青空のような美しさがある。赤と青が混ざり合った深い青紫色が紅掛空色です。藍で下染した空色の上に紅を染め重ねて塗るという技法は、単純に混ぜ合わせるだけでは表現できない奥行きと深みが感じられます。ひとつ、またひとつと丁寧に重ねていく、手間暇かけて生み出された伝統色です。
紅掛空色 = べにかけそらいろ
紅掛空色は、別々に染められた空色と紅色が掛けたものという意味から色名がつけられました。「紅掛空色」は、べにかけそらいろと読みます。
R123G144B210 #7B90D2/紅掛空色(べにかけそらいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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