日本の伝統色「高麗納戸」とは……
歌舞伎界の立役者である四代目松本幸四郎の屋号「高麗屋」と、暗い青を示す「納戸」を掛け合わせた色名であり、黒味のある青鼠色が高麗納戸。今日でも人気の演目として知られている「幡随院長兵(ばんずいいんちょうべえ)」の一幕「鈴ヶ森」で松本幸四郎演じる幡随院長兵衛が着用していた合羽(カッパ)の色に由来しています。
高麗納戸 = こうらいなんど
歌舞伎役者の屋号である高麗屋は、初代松本幸四郎が若い頃に「高麗屋」という商店で丁稚奉公していたことが由来とされています。「高麗納戸」は、こうらいなんどと読みます。
R48G90B86 #305A56/高麗納戸(こうらいなんど)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar