日本の伝統色「芥子色」とは……
黄味が強く、少し緑が混じった濁りのある、いわゆるマスタードと呼ばれる色が芥子色。中国では2千年前から栽培されていたカラシナの種子の色であり、日本にも古い時代に渡来したとされる植物です。このカラシナの種子は生薬としても知られ、刺激性の鎮痛薬や去痰薬として昔から使用されていました。粉末にした香辛料は、奈良時代から調理などに使われていたそうです。
芥子色 = からしいろ
芥子色という色名そのものは、昭和時代以降に登場。近代に誕生した色で、今日ではファッションやインテリアなどにも使われています。「芥子色」は、からしいろと読みます。
R202G173B95 #CAAD5F/芥子色(からしいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar