芥子色(からしいろ)芥子色(からしいろ)

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日本の伝統色を知る

2024.1.9

読めますか?「芥子色」けしいろとは読みません。中国で2千年前から栽培されていた植物です










日本の伝統色「芥子色」とは……




黄味が強く、少し緑が混じった濁りのある、いわゆるマスタードと呼ばれる色が芥子色。中国では2千年前から栽培されていたカラシナの種子の色であり、日本にも古い時代に渡来したとされる植物です。このカラシナの種子は生薬としても知られ、刺激性の鎮痛薬や去痰薬として昔から使用されていました。粉末にした香辛料は、奈良時代から調理などに使われていたそうです。





芥子色 = からしいろ

 

 

芥子色という色名そのものは、昭和時代以降に登場。近代に誕生した色で、今日ではファッションやインテリアなどにも使われています。「芥子色」は、からしいろと読みます。







R202G173B95 #CAAD5F/芥子色(からしいろ)




「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 


参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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