日本の伝統色「緑青」とは……
明るく渋い、青みがかった青緑が緑青。日本で用いられた顔料の中でも、もっとも古いとされている孔雀石(マラカイト)を砕いてつくる色で、神社仏閣など由緒ある建築物や彫刻に使われる緑の代表格でもあります。勅撰史「続日本紀」によると、紺青とともに中国から献上されたといわれており、日本画をでも大変好まれていた伝統色です。
緑青 = ろくしょう
緑青を好んで使っていたという日本画家のひとり東山魁夷の作品を多数所蔵する長野県立美術館は2021年4月のリニューアルで話題となっていました。「緑青」は、ろくしょうと読みます。
R36G147B110 #24936E/緑青(ろくしょう)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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