日本の伝統色「伽羅色」とは……
亜熱帯アジア原産のジンチョウゲ科ジンコウ属の常緑高木で、香木を代表する植物「沈香木」のひとつ。堅く重くみずに沈むことから沈香木と呼ばれた中でも最高級品にあたるものが伽羅とされ、この色にちなんだ濃い黄褐色が伽羅色です。伽羅の語源は、サンスクリット語で黒沈香の意味となるkalaguru(カーラーグル)から。今日では非常に貴重なものとして、ほぼ全ての沈香属全種はワシントン条約の希少品目第二種に指定されています。
伽羅色 = きゃらいろ
沈香の中でも非常に質の良い伽羅は、火にくべると強い芳香を放ち、名香として珍重されているそうです。「伽羅色」は、きゃらいろと読みます。
R15G76B58 #0F4C3A/伽羅色(きゃらいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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