日本の伝統色「呂色」とは……
黒漆のような深く美しい黒色が呂色。漆工芸の専門職人が呂色漆を使いながら磨き上げていく伝統技法のひとつ「呂色塗」からきた色名で「蝋色」とも表記されます。漆塗りの世界では最高峰の仕上げともいわれている呂色は、研いで磨くという繊細な作業を熟練職人が繰り返し行うことで鏡面のような艶のある光沢を出していくのだとか。真っ黒ではない濡れ感のある伝統色です。
呂色 = ろいろ
呂色は河竹新七作の歌舞伎「吾嬬下五十三駅」のストーリーにも登場します。「呂色」は、ろいろと読みます。
R12G12B12#0C0C0C/呂色(ろいろ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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