日本の伝統色「黄海松茶」とは……
オリーブグリーンに近い、緑がかった暗い黄色が黄海松茶。海藻が色名の由来である海松色の変相色であり、茶に加えて黄味がかった色彩が印象的な伝統色です。染色技法書「萬染物張物相伝(元禄6年)」によると、「右ハしふき壱へんひき、かりやす弐へんひき、とめハちやミるちやのとをりそめ可申候」と染め方について解説されています。
黄海松茶 = きるみちゃ
元の色である海松色は、万葉集や風土記などにも記されている人気の色でした。「黄海松茶」は、きるみちゃと読みます。
R134G120B53 #867835/黄海松茶(きるみちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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